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Seiya side
採寸を終え、俺だけスタッフさんたちと打ち合わせ。次の現場まで時間あるから、他のメンバーは別室でそれぞれ過ごしてる。
ス「末澤くん、ちょっといいですか？」
末「あ、はい！」
さっきまで採寸をしてくれていた衣装スタッフさんに急に呼び出された。
スタッフさんはきょろきょろしながら、人がおらんことを確かめて空いてる部屋に入る。
わざわざ俺を連れ出してまで伝えたい要件って、なんなんやろ。
「正門くん太りすぎです」とか？いや、「福本くん鍛えすぎて全衣装調整し直しです」とか…？
んなわけないか。
末「どうしました？」
ス「あの、見間違いではないと思うんですけど」
スタッフさんから発せられた言葉に、衝撃が走った。
末「A！」
「うわっ、びっくりした！」
福「おまえけっこうビビりよな」
「急にあんなおっきい高い声で呼ばれたらこうなるやろ」
末「ちょっと来て」
「はーい」
5人が驚いた様子で俺らのほうを見る。
たぶん、ちょっと真剣な話をするってことが俺の顔や声色から伝わったんやと思う。
さっきまでスタッフさんと話していた空き部屋に入ると、怒られると思ってんのか、Aは俺から少し距離をとった。
「えっと…どうしました？」
末「ちょっとこっち来て」
「え？」
末「やっぱええわ、俺が行く」
Aのほうにズカズカと歩いていくと、Aは後ずさりするけど後ろは壁。
壁のほうが好都合や。身動き取れへんから。
「ちょ、近い近い！近いですって！」
末「じっとせえ」
「なになになに！？」
ジタバタ動くAの右肩を押さえて、髪の毛に手をかけて右を向かせた。
シルバーのピアスがついた耳を親指で折りたたむと目に入る、お目当ての印。
末「…はあ、ほんまにあるやん」
左耳の裏に、小さな「A」。
これはたしかに、俺らじゃ気づかんわ。
ス「あの、見間違いではないと思うんですけど、
三神ちゃんの左耳の裏にタトゥーが入ってます。かなり小さいですけど…」
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リリー(プロフ) - 鹿丸さん» 鹿丸さん、こちらこそ読んでいただきありがとうございます！そんなふうに言っていただけて、本当にうれしいですし活力になります…。サマスペ楽しんできてくださいね！ (2021年8月4日 23時) (
レス) id: 59f8ea7227 (このIDを非表示/違反報告)
鹿丸(プロフ) - リリーさん» 何度もすみません。お話更新嬉しいです！ありがとうございます。生きる希望をありがとうございます。サマスペの現場を月末に控えているので毎日なにかしらの形でAぇを補充しているのですが、リリーさんのお話が1番満たされます(*´ω｀*) (2021年8月4日 22時) (レス) id: 7ac5503d98 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - 鹿丸さん» 鹿丸さん、コメントありがとうございます。うわー、なんてうれしいお言葉…。そんなふうに言っていただけて、こちらもうれしすぎて不思議な気分です！これからも鹿丸さんの素敵な時間になりますように。最後まで楽しんでいただけますと幸いです！ (2021年8月2日 22時) (レス) id: 59f8ea7227 (このIDを非表示/違反報告)
鹿丸(プロフ) - コメント失礼します。昨日の夜中に読み始めて気づいたら朝の4時でした。ずっと頭の中にこのお話の世界観が残っていて不思議な感じです(о´∀`о)しばらく私の中で妄想が止まらなさそうです（笑）素敵な時間をありがとうございます。 (2021年8月2日 21時) (レス) id: 7ac5503d98 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - りかさん» コメントありがとうございます！めちゃくちゃうれしいです…（泣）これからもしばらく「誰と！？」が続きますが、楽しく読んでいただけますと幸いです。お気遣いもありがとうございます！少しでもりかさまの毎日の癒やしになれているとうれしいです。 (2021年7月26日 9時) (レス) id: 59f8ea7227 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：リリー | 作成日時：2021年7月13日 1時
