何もしたくないあの子は (ページ5)

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よんページ5

rbrside

ユナの出身国を調べな…

あいつらに危険が及ぶ

それだけは…

rbr「それだけはあかん…！！」

『…なにがですか？』

『なにが、あかんのですか』

rbr「…ユナ」

『……(敵対の目…。会話を聞かれた…？』

rbr「あんさんの、出身国ってどこや？」

『あたしの出身国ですか？』

rbr「そうや。グルッぺンに頼まれてたの思い出してな」

『そうですか…。』

『あたしは知りませんよ。出身国なんて』

rbr「……は？」

『そもそも初めて会った時に言ったでしょ？』

『あたしは捨て子で、親も、出身国も、何も知らないって』

『覚えてるのは名前だけ。それがユナです』

rbr「…あぁ、そういやそうやったな」

『あんたがくれたんやないすか。この居場所』

rbr「そやな」

『感謝してますよ。ほんま』

ホンマに、ユナが敵なんか？

敵にこんなことが出来るやつおるか？

『…どしたんすか、ロボロさんなんか暗いっすよ』

rbr「…いや、なんでもないわ」

rbr「それよりもユナ、明日チーノと対戦やろ？はよ寝な体力つかへんで」

『いや、そうなんすけどねぇ』

『月が綺麗だったもんで』

rbr「月？」

『はい、今日満月っすよ』

rbr「あ、ほんまや」

久しぶりに見るとめちゃくちゃ綺麗やな、月って

『…ロボロさんがこの国にあたしを連れてきた日も満月でしたよね』

rbr「そやな、満月綺麗やなーって話しとったな」

『はい、月に当たったあたしの髪の毛が綺麗だって』

rbr「そうやなぁ、ユナの髪、銀髪で当たる光によっちゃ色が変わるんよ」

rbr「太陽に当たると白っぽくなって、月に当たると黄色っぽくなる。」

rbr「それにずっと伸ばしてたから長くて手入れ大変やのにずっと綺麗なままやから、マンちゃんとかも気にかけてくれてるんやろ」

『ほーん…そうなんすか』

『じゃ、髪の毛切るの辞めますか』

rbr「は？切るつもりやったん？」

『少しだけっすよ。邪魔だし短い方が楽なんで』

rbr「切るならマンちゃんに許可取れよ？」

『まぁでもロボロさんが褒めてくれたんで切りませんわ』

rbr「なんやそれ」

たとえスパイや他国のやつだったとしても俺は

ユナが好きや

『じゃ、おやすみなさい』

rbr「ん、おやすみ」

そうや、俺は

ユナの髪と性格に惚れてwrwrd国に誘ったんや

rbr「…よし、俺もそろそろ戻って寝るか」

『…すんません、ロボロさん』

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きりまふ。