恋 ８５ ページ35
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貴「うわぁ…にゃんこだぁ」
目の前のガラスにくっ付くヌナ。
テヒョンイヒョンから、
『ヨンタンの餌買ってきてちょーだい！』との
カトクが４件ほど来たのでペットショップへ。
俺はドックフードを持って眺めてるだけなんだけど
ヌナは色々な動物を見てニコニコ笑っている。
JK「飼いたいの？」
貴「飼えたらいいね、可愛いもん」
それを聞いてすぐさまスマホを開く。
ヌナが猫を飼いたいそうです。どうですかヒョン飼いませんか飼いましょうよそうしましょう
JNちゃんと世話できるの?大丈夫?
え！この流れはまさか、！
飼ってもいいんですかヒョン！？
JNまぁ飼うのはダメだけど
ダメなんかーい。
変なふうに期待させないでよ本当に。
貴「あ、この子すんごい可愛い〜♡」
JK「うん、可愛い(ヌナが)」
貴「可愛いね〜(猫が)」
カシャリと笑った顔をカメラで撮る。
よし、これはホーム画面に設定しよう。
あ、カトクのトプ画でも…、
いやそれは危ないな。却下だ。
貴「私もいつか猫飼いたいな」
JK「僕と結婚したら飼えるよ」
貴「あ、あの子も可愛い〜」
ちょっとヌナ。
わかりやすく無視しないで傷つくから。
結構グサグサ来るからさ。
貴「付き合ってもいないのに結婚なんて
何言ってんのかね〜にゃんこちゃーん」
JK「ヌナがOKしてくれれば良い話だって」
貴「ははは何か言ってらぁ」
んー可愛い。とガラスを少しつつくヌナ。
ふんっと俺は拗ねて店内を見て回った。
その時、後ろから、ガラガラした声が。
？「押シテモ駄目ナラ引イテミナ」
JK「え？」
パッと後ろを振り向けば、
ちょこんと立っている緑のオウム。
まさか、このオウムが、、
オ「押シテモ駄目ナラ引イテミナ」
JK「すげぇぇっ！(小声)」←
オ (いや俺のアドバイス聞いてる？大丈夫？)
つい柵に手をかけると、
ガスッッ！と指を突かれる始末。
あ、すいません先輩。
オ「今ノ、オ前ジャ、アノ子は落トセナイ」
JK「おわぁ…すげぇ」
オ (いや聞いてるコイツ？え？まじで？)
オウムが立っていた棒を左右に行き来する。
何か落ち着いていないようだ。
オ「押シテモ駄目ナラ引イテミナ！！」
はっ、、
この子が言いたかったのは、このことなのか！(今更)
それにしても、
JK「すごいなお前ぇ」
オ (駄目だコイツ)
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作者名：刹那 | 作成日時：2019年8月9日 20時
