恋 ８４ ページ34
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JK「ヌナ〜まだー？」
貴「はいはい、今行きます」
JK「早くー」
玄関の方から催促の声。
わかったわかった。今行くからちょっと待って。
貴「今日は早いね」
JK「ヌナとのデートだから」
貴「へぇ、本気出せば早く出来るじゃん。
いつもそんくらいが良いんだけどな」
JK「普段はヌナのために充電中」
貴「あ、そう」
つれないなぁ。なんて呆れた声。
私の方が遅く準備完了したのに、
結果的には靴を履くのに手こずるグクを待つ始末。
V「デート？」
廊下からひょっこりはんのテヒョナ。
そんな彼に、んふふーとニンマリ笑うグク。
なんだこの図。
V「楽しんできてねん、お土産待ってる」
貴「それだけ言いに来たのかお前」
V「んじゃ！俺は二度寝してくるから！」
貴「はいはい」
ゆっくりお休みなさい。
きっと夜中までゲームしてたんだろうし。
JK「よし！できたよヌナ！」
貴「やっとかい」
ガチャリとドアを開ける。
少し涼しくなってきな。
貴.JK「「行ってきまーす」」
さ、久しぶりのお出かけに行きましょうか。
JK「あ、ヌナが行きたがってたスタバ」
貴「今芋が出てるらしいんだ、飲みたい」
スタスタと歩いていくジョングク氏。
私にゃ早ぇよその歩きはよ。
もう私も年寄りなんだよ足腰弱いのさ。←
JK「ヌナ遅い」
貴「さーせんね」
JK「ほら、」
パッと目の前に出された大きな手。
貴「握れと」
JK「そ」
手を繋ぎたいがために早く歩いたなお前。
はぁと溜息を吐きながらその手に触れる。
案外ゴツゴツしてて、大きくて、
年下だけどやっぱ男だなって不意に感じた。
JK「手、ちっちゃ」
貴「そう？他の人よりは大きいと思うけど」
JK「小さいよ、あと冷たい」
貴「冷え性だもん」
JK「じゃあこれから僕が暖めてあげるね」
満足気に笑うジョングクを下から見ると、
ふと目が合って、照れたように違う方向を向いた。
おいジョングク何照れてんだ初々しい。←
JK「ウワァ、デートしてるんだ今」
貴「何急に」
JK「今ので凄い実感した。
なんか僕達カップル見たいだn、あ、ちょっと、
手離さないで！寂しいからやめて！」←
もう１人でスタバ行った方が良いかもしれない。
なんか、
本当になんか、
貴( 意識する、)
うるさいうるさい。
やめろ、うるさくなるなよ私の心臓。
JK「ねぇーヌナごめんって。
今日全部奢ってあげるから」
貴「許す」
JK「なんの躊躇もないじゃないか」
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作者名：刹那 | 作成日時：2019年8月9日 20時
