恋 ６７ ページ17
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V『Aー』
貴「ちょっと待ってー、って本当にどいて！
服引っ張らないで！お邪魔よグク！」
JK「嫌だヌナァぁぁぁあ！」
貴「邪魔だぁぁぁ！」
ゲシッとくっ付くグクを引っぺがして、
ホテルのドアを開ける。
V「なんか騒がしいけど大丈夫？」
貴「きっと平気さ」
JK『平気じゃなぁぁぁぁい！』
閉めて咄嗟にドアを抑える。
ドンドンと彼はドアを叩くが、さぁ今の内。
貴「頼んだジンさん！(小声)」
JN「あいよ！(小声)」
こうなると予想して、
長男のジンさんを事前に準備。
ドアを抑える私と代わってもらい、
私はテヒョンとスタコラサッサ。←
V「もうあれは病気だね…」
静かに溜息を深く吐いて、
フハハッと２人で笑い合う。
V「ま、行きますか！」
貴「行きますかね！」
ニカッとテヒョンは明るく笑って、
帽子を目深に被った。
テヒョンとちゃんと出掛けるのは初めてだ。
買い物には行くんだけどね。
貴「今日はどこ行きたいのテヒョン」
V「んー、何処でもいいかなー？散歩！」
貴「散歩好きね〜」
V「うん！あ、あとさ！」
手を後ろに組んでピョンと私の前に出る。
そしてニヒヒッと笑って彼はこう言った。
V「今日はテテって呼んで？」
貴「テテ？何急に笑」
V「たまには俺も甘えていいでしょ？」
貴「…はいはい笑笑 今日はテテの日ね」
V「うん！」
機嫌が一気に良くなって、
ルンルンしながら歩き出すテテ。
それを少し笑いながら私も歩き出した。
V「あ！見て！」
貴「ぉ？」
V「パンダ！」
貴「のパネルね」
小さな公園にあるパンダのパネル。
それに目を輝かせて駆け寄る彼。
すぐに顔を穴に嵌めて写真を急かした。
貴「え急に真顔にならないでよ」
V「だって笑ったら子供みたいじゃん」
貴「普通に子d…ゴホッオエッあ"っ、」
ジトーッと見られるが、
そんなの無視して私はシャッターを切った。
貴「ウケるwwwこの表情wwww」
V「ウケるwwwAの笑った顔wwww」
貴「失礼すぎるだろそれ」
もっと他に言葉あっただろうが。
あー傷ついた、私傷ついたー。
もう散歩してやんねー。
V「Aも入れば？」
貴「え、いいよ別に、恥ずかしいし」
V「いいから入ってって」
駄々をこねるテテの為にパネルの方へ行けば、
思いっきり穴に顔を突っ込まれる始末。
貴「え？ちょっと待って、これ死刑みたい」
V「そんぐらいの罪犯してそうだもんね」←
貴「は？」
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作者名：刹那 | 作成日時：2019年8月9日 20時
