恋 ６４ ページ14
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貴「なんなんだ一体…」
そう呟きながら私はステージ脇から彼達を見た。
IDOLを歌い、踊りながら汗を流し、
楽しそうに笑うのは今も昔も変わらない。
なのに、
貴「なんなんだ一体…！！！」
今日のジミナといい、
今までのジョングクの行動といい…。
私ではもう抱えきれない程の謎がある。
でも、
貴「かっこいいぞー超かっこいいぞー
今までの謎が吹き飛ぶくらいかっこいいぞー」←
全員今日のコンディションは問題無し。
喉の調子も良かったし、
ストレスも体が強張るくらいの緊張も無かった。
ARMYの前で歌い踊る彼達は、
やっぱり、私の人生を変えてくれた光だ。
きっとARMYの中にもいるだろう。
自分が自分らしくいて良いのだと、
自分を愛することが１番大事なのだと、
彼達に教わったARMYが。
たとえ、ARMYでは無いとしても、
何かの拍子で心を動かされた人もいる。
彼達は私達の誇りだ。
彼達は私達の希望だ。
RM「僕らを利用してください」
それは、何年たっても変わらないし、
きっと忘れない。
いや、忘れるわけがない。
RM「自分自身を愛するために」
彼等は間違いなく、
私達の灯台だったのだから。
V「お疲れ様でしたー！」
コンサートも終わり、
全員が晴れ晴れとした顔で帰ってくる。
自分の小さなミスを許せないグクであっても、
今日はニコニコしながら帰ってきた。
YG「今日のホソク良かった」
JH「……ヒョンッ」
YG「うわっ、ちょ抱きつくんじゃねぇよ」
SUGAのシュガーも珍しく見られ、
仏のナムジュンはそれを見て微笑んでいる。
JN「あー俺今回高音良かったわぁ」
JM「マジで良かったですね今日！」
V「蜂蜜舐めたのが良かったかね？」
え、あ、みんな蜂蜜舐めた系？
すごいじゃん。蜂蜜。
はちみつ尊敬するよ。
JK「ヌナ」
貴「ん？」
JK「ミツバチ飼いたい」
貴「ん？？」
何この子急に。
ほらやだちょっと、
テヒョナが目キラキラさせちゃってんじゃん。
V「ミツバチ飼いたいー！」
貴「ミツバチはダメです」
V「じゃあスズメバチ」
貴「待って、命の危機を感じた今」
ミスバチはダメならスズメバチ？
お前、それはもっとダメだよ。
飼う人いないよきっと。
ってか、飼ってどうするの。死ぬの？←
RM「コンサート前は蜂蜜舐めたら良いのかも」
貴「それ続けていくかー」
RM「あ、そうだA」
貴「ん？」
RM「俺はクマンバチ飼いたい」
貴「ナムさん」
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作者名：刹那 | 作成日時：2019年8月9日 20時
