検索窓
今日:31 hit、昨日:0 hit、合計:50,368 hit

ハート泥棒 95 貴女side ページ45

目が覚めてから1週間後。

何もなく無事に退院した私。

怪我をしたわけでも無いから仕事に完全復活だ。


しかし、

仕事を始めて早1時間。

ある問題が起きた。


貴「よいしょ」

V「Aさん!?何してんの!?」

貴「何って、資料運んでるだけだけど」

V「本当やめて!本当にやめて!
退院したてなんだから安静にしててくださいよ!」


そう。問題というのは、

テヒョンが私を大事にし過ぎているということだ。


貴「妊婦さんみたいに扱わないで」

V「俺はAさんが心配でっ」

貴「何回聞いたことか…」


そう呆れたように言えば、

テヒョンは怒ったように頰を膨らませ、


V「も〜〜〜〜!Aさんの馬鹿!」


地団駄を踏みながら資料室へ入っていった。

…怒らせちゃったかな。

でも、過保護すぎるのも悪いと思うし。

そう思ってポツンと立っていると、

資料室のドアが控えめにガチャリと開いた。


V「…Aさん、います?」

貴「いるよ」


そう言えば、犬のように抱き付いてくるテヒョン。

少しだけショボンとして、

いつものように頭を私の肩へ擦り付ける。


V「馬鹿って言ったけど嫌いじゃないからね」

貴「わかってるよ」

V「大好きですよ、本当に嫌いじゃないです」


俺のこと嫌いにならないで。と、

泣きそうな、だけど甘えているような声。

ほんと、こいつって奴は。


貴「嫌いになんてならないよ。
でも過保護すぎるのは嫌」

V「…」

貴「辛いと思ったらテヒョン呼ぶよ」

V「そんなの絶対呼ばないでしょAさんは!」


ちっ…なんでバレた。←

例え1トンの荷物を持とうが、運ぼうが、

絶対にテヒョンは呼ばないと考えていたのに。


V「あーもうAさんったら!」


いいもんね!いいもんねったらいいもんね!と、

何故かしら韻を踏んでいるリズムを歌う。

そして、私の腕を掴んだ。

そのまま仲間がいるオフィスへ。


V「どうにかなりませんかねこの人!」

JIN「手遅れだと思ーう」←

YG「珈琲でも渡しておけば何とかなるんじゃね?」

貴「私の扱いよ」


同い年だからって言っていい事と悪いことが。

そう思っていれば、ジミンからの反論。


JM「何でAさんだけ贔屓なのテヒョン!」

V「恋人だから!」

JM「じゃあ俺ホソギヒョンの恋人になる!」←

JH「ブフッ!」


思い切りエナジードリンクを吹き出したホソク。

やー!俺狙われてるのー!?と、青ざめた顔。


ああ、懐かしいな。

帰ってきたんだ。やっと。

ハート泥棒 96→←ハート泥棒 94



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (70 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
193人がお気に入り
設定タグ:キムテヒョン , V , BTS   
作品ジャンル:ラブコメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

刹那(プロフ) - ゆきさん» そう言ってもらえて嬉しいです!読んでくださってありがとうございました! (2019年2月16日 14時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 終わりなのがもったいないです!!!楽しかったです! (2019年2月16日 11時) (レス) id: db83038336 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 21世紀少女さん» ありがとうございます!ファンなんて!嬉しいです!全話見てくれてるなんて嬉しすぎます!これからも頑張りますね! (2019年1月8日 23時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
21世紀少女 - コメント失礼します、!刹那様の作品全部読ませていただきました、もうとてもとてもストーリーの構成から結末への持って行き方までドキドキハラハラで本当に目が離せません、!勝手にファンになりました(( 今回の作品も大好きです、!更新楽しみに待ってます! (2019年1月8日 20時) (レス) id: 97ebd3570d (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - primavera2525さん» そう言っていただきありがとうこざいます!更新頑張りますね! (2019年1月6日 13時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:刹那 | 作成日時:2018年12月8日 20時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。