ハート泥棒 ７０ ページ20
俺には心配事が、
大きく分けて２つある。
１つは、捜査が一向に進まない事。
そして、もう１つ。
ジミンからの無線が１回も入らない事。
V「ジミン聞こえるか、ジミン」
何度こうやって無線を繋いでも、何も返答がない。
あっちには聞こえているはずなのに。
RM「本格的に怪しいな」
俺の座っているソファの隣に座ったヒョン。
暖かい珈琲にミルクを入れて置いてくれた。
無線が繋がらなかったら携帯に…。
そう思ったけれど、それはやってはいけない。
今、ジミンの任務は暴力団の潜入。
携帯に電話が掛かってきたら誰が出るか解らない。
でも…、もし…手遅れだったら。
いやいや、そんなマイナスな考えはするな。
ジミンは絶対に平気だ。
その時、パソコンと睨み合っていたユンギヒョンが
それはそれは大きな声で招集を掛けた。
YG「おい！今いる奴ら俺の所来い！」
切羽詰まった様なその声に、
眠そうなホソギヒョンも飛び起きる。
そしてオフィスにいた全員がユンギヒョンの元へ。
YG「これ見とけよ」
ジッとユンギヒョンのデスクのパソコンを見る。
そこに映っていたのは、黒いスーツを着た、
V「ジミンッ」
JK「ジミニヒョン！」
そう、ジミンだったんだ。
暴力団の頭みたいな人物のすぐ隣にいて、
楽しそうに話している。
RM「…心配は無さそうだな」
JH「頭の側近か」
だから無線が繋がらなかった。
側近となると会話が多くなる。
その為、無線を返せる暇が無いのだ。
ジミンは頭が黒い車の中に入るのを見て、
ゆっくりと車のドアを閉める。
そして走り出すそれを見送った。
周りに人はいない。
YG「おい聞こえるかジミン」
防犯カメラをずっと見ていれば、
襟首に仕込んであるマイクをイジるジミンの姿。
JM『こちらジミン。遅くなってすみません』
YG「あぁ無事で安心した。今は側近か？」
JM『はい、暴力団の頭の。俺の身体能力見たら、
結構すんなりでしたよ笑笑』
笑えねーよ。←
身体能力ってことは格闘技とか見せたの？
そんですんなり？凄すぎない？
RM「そりゃ凄ぇ。何か掴んだものはあったか？」
JM『暴力団全員が絡んでる可能性は低いですね。
多分、単独行動かと』
RM「そう思ったのは？」
JM『１週間前の事件のことを知らないんです。
自然に質問しても「そんなのあったのか」くらい』
暴力団関係者だけど、単独行動ってことか。
もっとわからなくなってきたよ。意味わからん。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 193人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
刹那(プロフ) - ゆきさん» そう言ってもらえて嬉しいです！読んでくださってありがとうございました！ (2019年2月16日 14時) (
レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 終わりなのがもったいないです！！！楽しかったです！ (2019年2月16日 11時) (レス) id: db83038336 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 21世紀少女さん» ありがとうございます！ファンなんて！嬉しいです！全話見てくれてるなんて嬉しすぎます！これからも頑張りますね！ (2019年1月8日 23時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
21世紀少女 - コメント失礼します、！刹那様の作品全部読ませていただきました、もうとてもとてもストーリーの構成から結末への持って行き方までドキドキハラハラで本当に目が離せません、！勝手にファンになりました(( 今回の作品も大好きです、！更新楽しみに待ってます！ (2019年1月8日 20時) (レス) id: 97ebd3570d (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - primavera2525さん» そう言っていただきありがとうこざいます！更新頑張りますね！ (2019年1月6日 13時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：刹那 | 作成日時：2018年12月8日 20時
