ハート泥棒 52 貴女side ページ2
貴「はぁ」
彼女を大学に送ってから、
トボトボと警察署へ歩いて戻る。
彼女の言葉が頭から離れない。
『あの人のこと好きなんですね』
いやいや有り得ないから。
可愛い後輩だなとは前から思っていたけれど。
V「Aさんお帰りなさいっ!」
貴「ん、ただいま」
犬みたいに飛びついてくるし、
うるさいし、本能で行動するし。
V「何か悩み事ですか?」
貴「まぁそんな感じ」
V「じゃあ俺が悩みを解決させてあげます!
俺のことを考えれば良いんです!」
貴「話が変わらんわ」←
V「俺のこと考えててくれたんですかぁぁぁ!?」
ダメだよコイツは。
朝からうるさいのは毎日のこと、
口を開けば私の名前。
貴「コイツうるさいから何とかして」
JN「何とかできるのはAだけだよ」
貴「ははは、嘘だ」
色んな人に自慢しているテヒョン。
ジミンに合図して黙らせてもらう。
JM「テヒョン、シーっ」
V「ん?なんで?…シーっ」←
四次元が役に立つってどうなんだろう。
テヒョンは何にも思ってないんだろうけど。
貴「ちょっと寝て良い?」
JN「ん、良いよー」
V「膝枕しましょうか!?」
貴「おやすみ」←
テヒョンの言っていることを無視して、
ソファに横になる。
目を閉じれば近くに人が来て、
優しく頭を撫でてくれる。
あぁ、きっとテヒョンなんだろうな。
うるさいくせに、頭撫でる手は優しいんだから。
薄っすら目を開ければ、
やっぱり優しそうに私を見つめているテヒョン。
V「朝からお疲れ様です」
そう、低くて心地良い声が聞こえて、
優しく撫でていた手が静かに離れた。
少し名残惜しい気がするけれど、
今はメンバーがいる。甘える事なんて出来ない。
そう考えて、ギリギリだった意識を手放した。
貴「…ん」
YG「目覚めたか」
貴「うん。テヒョンは?」
YG「お前も二言目はテヒョンだな」
似てるよお前ら。なんて、ユンギは言う。
私は認めないとでも言うように無視した。
YG「テヒョンは今ナムジュンと資料室。
捜査のことが何も分からねぇらしくてな」
貴「あぁ。ごめん」
YG「何でAが謝る?」
貴「私が教えてれば良かったのに…」
YG「別にそんぐらい良いだろ」
捜査なんて体で覚えるもんだ。
そう言ったユンギは私より年上みたい。
YG「でもちゃんとやってるよ」
貴「うん、私の自慢の後輩」
YG「…後輩ねぇ」
意味深な発言。
私は頭を傾げて、珈琲を啜った。
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刹那(プロフ) - ゆきさん» そう言ってもらえて嬉しいです!読んでくださってありがとうございました! (2019年2月16日 14時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 終わりなのがもったいないです!!!楽しかったです! (2019年2月16日 11時) (レス) id: db83038336 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 21世紀少女さん» ありがとうございます!ファンなんて!嬉しいです!全話見てくれてるなんて嬉しすぎます!これからも頑張りますね! (2019年1月8日 23時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
21世紀少女 - コメント失礼します、!刹那様の作品全部読ませていただきました、もうとてもとてもストーリーの構成から結末への持って行き方までドキドキハラハラで本当に目が離せません、!勝手にファンになりました(( 今回の作品も大好きです、!更新楽しみに待ってます! (2019年1月8日 20時) (レス) id: 97ebd3570d (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - primavera2525さん» そう言っていただきありがとうこざいます!更新頑張りますね! (2019年1月6日 13時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:刹那 | 作成日時:2018年12月8日 20時