星が降った日 ４９ ページ49
.
俺はずっと思っていた。
いつか好きな人ができて、
純粋な恋愛をして、
愛している人と結婚をして、一緒に歳をとる。
そう、小さい頃からずっと。
最初は、あーもう崩れ落ちた。とか思ったけど
今は全然そんな気しない。
純粋な恋愛…であったとはすぐに言えないけど、
好きな人はできたし、結婚もしたいと思ってる。
そりゃあ、２ヶ月ちょいで結婚なんてと思うけど
それくらい俺の彼女は愛おしい。
そんな愛しい彼女に、電話をかける。
３コール目で電話に出た。
JK「A？今から帰るよ」
貴『ご飯出来てるからね』
JK「今日は何！？」
貴『うるっさ』
こんな冷たい彼女だけど、
今日だって、会社でキスするだけで顔真っ赤。
本当は一緒に帰りたかったんだけど、
丁度俺に仕事が入ったから断念。
でも、ご飯作って待っててくれるから良いや。
貴『気をつけて来てね』
JK「ん、分かってるよ」
俺の安全運転をお前は知ってるだろ〜？
なんて、冗談ぽく言えば、
貴『アンタが死んだら生きる意味ないんだから』
じゃあね。と、切られる。
待って。待ってAさん。
最後の言葉は俺的に爆弾発言なんだけど。
JK「あー、好き」
ニヤけた口元を片手で隠しながら歩く。
なんて可愛い言葉を放つんだアイツは。
JK「って献立結局教えてくれなかった」
まー、何食べても美味しいんだけど。
今日は、ローストビーフな気がするな！多分！
JK「早く帰って抱き締めてやろ」
俺は小さく呟いて車に乗り込んだ。
何分かすれば、もうAのアパート。
駐車場に車を止めて、地面に足をつける。
…お、今日は星が綺麗だ。
そう思いながら、Aの部屋の玄関へ。
ピンポーンとインターホンを鳴らせば、
パタパタとスリッパで走ってくる音。
玄関がガチャっと開いて、
俺の大好きな人が顔を出す。
貴「おかえりなさい」
JK「ただいまA」
俺はずっと思っていた。
いつか好きな人ができて、純粋な恋愛をして、
愛している人と結婚をして、一緒に歳をとる。
そう、小さい頃からずっと。
それを、Aと叶えていきたい。
愛してるよ、A。
キスの続きなんて止めて、
ゆっくりベランダから綺麗な星を眺めていようか。
FIN
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 149人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
刹那(プロフ) - アイリさん» ありがとうございます！切ない系は初めてだったので嬉しいですっ (2018年12月29日 15時) (
レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ(プロフ) - この話大好きです！ (2018年12月26日 16時) (レス) id: 79b1b9bc2c (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - レイコさん» おぉ！ハンカチならここにありますよっ！ (2018年11月14日 23時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 泣けてきました！頑張ってグク！ (2018年11月14日 21時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - Haruさん» お父さんは私も「こんなに可愛くなっちゃって！」と笑いました笑笑 大好きと言ってくれて嬉しいです！頑張りますね！ (2018年11月14日 18時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：刹那 | 作成日時：2018年10月17日 23時
