星が降った日 ４ ページ4
貴「何ですか…」
JK「いやっ…」
何がツボなのか全然わからないけれど、
馬鹿にされているのは分かった。
JK「見た目はおしとやかそうなのに、
中身はっ、意外と元気だなってっ…」
え、それだけ？なんて言えないけれど、
そんな顔してる絶対。
JK「ここでしたっけ」
少し笑っているけど、切り替えジョングクさん。
私の部署の前で足を止める。
貴「あ、あぁ、そうです」
ありがとございました。と、御礼を言って、
書類を受け取る。あ、重い。
貴「すみません本当に」
JK「こちらこそすみませんでした」
お互いにぺこりと頭を下げる。
もう終わりかと思ったら、そうでは無いらしい。
JK「あの…後でお茶しませんか」
貴「お、お茶…？」
JK「少し、お話ししたいことが」
クビか？私はクビの話をされるのか？
え、なに課長に逆らいすぎ？
会議中にお菓子食べてるのバレてた？
JK「時間がある時で良いですから」
貴「は、はい」
出来るだけ行きたくないです。
私の平々凡々な生活がドン底になるのは勘弁して。
JK「じゃあ、また」
貴「はい、ありがとうございました」
絶対死亡フラグたったわよねこれ。
そう思いながら、私は自分の机へ向かった。
JK「…決めた」
あの人にしよう。
今、俺は凄い最低かもしれない。
それでも今の現状から抜け出したいのは事実。
JK「…あ、名前聞いてない」
珈琲をカップに淹れながら、はたと気付く。
やってしまった。
でも部署と顔は分かったから大丈夫か。
JK「少し気が楽になったな…」
シンクに両手をついて考える。
この先のことは不安だが、やらないよりはマシ。
俺は大きく深呼吸して、部屋に戻った。
貴「やってしまった」
ミ「何が？」
貴「いや、何でもない」
珈琲を片手にパソコンを眺める。
ジョングクさんの言葉が頭から離れない。
リストラか。リストラしか考えられないんだ私は。
ミ「魂抜けてるわよ〜」
貴「魂抜けるわこんなの」
ズズズッ…と珈琲を喉に通らせる。
ミランは頭に「？」を浮かばせながら、
キーボードをカタカタと打ち始めた。
課「仕事しろ」
貴「イエッサー」
リストラされないように課長に好かれるように
振る舞えば、リストラ解消かしら。
今からでも間に合う…かな。
課「お前が素直に聞くのは驚いた」
貴「それって何気に傷つけてますよね」
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刹那(プロフ) - アイリさん» ありがとうございます！切ない系は初めてだったので嬉しいですっ (2018年12月29日 15時) (
レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ(プロフ) - この話大好きです！ (2018年12月26日 16時) (レス) id: 79b1b9bc2c (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - レイコさん» おぉ！ハンカチならここにありますよっ！ (2018年11月14日 23時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 泣けてきました！頑張ってグク！ (2018年11月14日 21時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - Haruさん» お父さんは私も「こんなに可愛くなっちゃって！」と笑いました笑笑 大好きと言ってくれて嬉しいです！頑張りますね！ (2018年11月14日 18時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2018年10月17日 23時
