星が降った日 ２８ ページ28
V「好きなんじゃないの」
貴「はぁ？」
ジョングクさんの家族と夕食を食べた翌日、
何故かしら仲良くなったテヒョンさんに
この心臓の痛みを相談する。
V「え、今まで恋したことない？うわっ」
貴「最後のうわって何」
私の反撃を知ってか知らずか、
テヒョンさんはそのまま話を進めて行く。
V「いや話聞く限りさ、Aちゃんは、
結構ジョングクの事好きだと思うよ」
貴「いや、だって」
V「お母さんの言葉に傷ついたのも事実。
ミランちゃんに写真を見られたくないのも事実」
恋の定義には結構当てはまってるけど。
そう、テヒョンさんは真面目に答える。
V「多分、っていうか割と本気で恋だと思う」
貴「私が？ジョングクさんを？」
V「Aちゃんが、ジョングクを」
これは、恋なのだろうか。
ジョングクさんを考えると高鳴る胸も、
抱き締められた所が火照ったままだったのも、
全部、
全部全部全部、
ジョングクさんが好きだったから？
V「んー、パッとしない？」
貴「…恋したことないんで」
V「そっかぁ〜、それ結構大変だよね〜」
さすが四次元。心を何気に傷つける。
でも、…恋ねぇ。
胸の苦しみも高鳴りも全然分からないけど、
この感情は恋らしい。
V「Aちゃんはジョングクは好き？」
貴「…わかんない」
V「そうだね笑 聞いた俺が馬鹿だった笑」
じゃあさー、と、人差し指を立たせ、
顔をズイッと近づけるテヒョンさん。
V「アイツが他の女の子と手を繋いだら？」
貴「…腹立つ」
V「じゃあ、他の女の子を抱きしめてたら？」
貴「…ぶん殴る」
嫉妬と独占欲。と、テヒョンさんは宣言。
嫉妬…？独占欲…？
じゃあ、ミランに写真を見せたくなかったのは、
独占欲って事？
貴「あー！もう分かんないわよ！」
V「お、怒るなって」
貴「自分の気持ちが分からなすぎて嫌！」
ふんっ！と、私は鼻を鳴らし、
珈琲の入っていた紙コップを思い切りゴミ箱へ。
テヒョンさんは「紙コップが可愛そう」だって。
V「まぁ、頑張るしかないよね」
貴「…ですよねぇ」
頑張れっ！と、私の背中を叩くお馬鹿さん。
貴方は人の背中を叩くのが好きなわけ？
V「仕事がんばろな！」
貴「あー…うん」
V「俺は仕事が恋人」
貴「うわ、キャラ変にも程がある」
V「ねぇそれどういうこと？」
私は知らない。
この会話を聞いていた人物を。
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刹那(プロフ) - アイリさん» ありがとうございます！切ない系は初めてだったので嬉しいですっ (2018年12月29日 15時) (
レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ(プロフ) - この話大好きです！ (2018年12月26日 16時) (レス) id: 79b1b9bc2c (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - レイコさん» おぉ！ハンカチならここにありますよっ！ (2018年11月14日 23時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 泣けてきました！頑張ってグク！ (2018年11月14日 21時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - Haruさん» お父さんは私も「こんなに可愛くなっちゃって！」と笑いました笑笑 大好きと言ってくれて嬉しいです！頑張りますね！ (2018年11月14日 18時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2018年10月17日 23時
