星が降った日 ２５ ページ25
父「良い人だった」
JK「話したのかよ…」
ルンルン気分で俺の部屋に入ってきた父さん。
何があったのかと聞けば、それは嬉しそうに
「Aさんと話しちゃった！」と。
うわぁ…出た純粋なオッサン。
父「笑顔が本当に綺麗でなぁ」
母さんの次に綺麗だ。と、ベタ褒めだ。
ちゃっかり母さんもベタ褒め。
父「あとで本当に、本当に家に呼んで！」
JK「何でそこまで」
父「え、可愛いからに決まってるだろ」
決まってねぇよ。
何が可愛くて家に連れてこいだ、この変態。
父「結婚しないのか？」
JK「………………まだ分からない」
父「何その間ー。父さんしんぱーい」
両手を頬に当ててぶりっ子。
ちょっと吐き気が酷いからトイレ行きたい。
父「でもまぁ、良い人見つけたな」
JK「ほんとだよ」
父「え、息子が素直。え、素直ー！！！」
JK「もう父さんうるさい本当」
父「ごめん…」
ソファの隅に座る父さん。
いつにも増してテンション高いからか、
沈むのが分かりやすすぎる。
父「でもなー、父さんなー」
JK「おう」
父「Aさん、もっとお洒落すれば社内１の
美人とかで有名になるんじゃないかと思うんだー」
父さんまでもがAの美人に気付いてやがる。
「もっとメイクとかさー」、「髪巻いたりさー」と
脳内お花畑なコメントばかり。
JK「それはダメ」
父「何で！」
JK「他の奴が寄ってくるからダメ」
父「父さん感激で泣きそう」
うるさいなぁ。と、パソコンに向き合う。
仕事はどうしたんだよ。と、父さんに聞けば、
終わらせてきたっ！と自慢げ。
社長に仕事の終わりはないって言いたいわ。
父「今のジョングク達を見ると、
昔の私達を見ているようだよ」
JK「そうか？」
父「ジョングクの性格は私に似てるからな」
JK「それは有り得ない」
絶対にそれは無い。断言できる。
こんなテンション高くないし。
父「え！？素直じゃない所とか特に！」
JK「いや父さん犬みたいに素直だけど」
尻尾見えるよ。と言えば、
え！？と、腰あたりを手で隠す。
まじかこのオッサン。
父「無いじゃないかー」
JK「あったら怖いわ」
父さんは楽しそうにケラケラ笑う。
コントみたいな会話が日常会話の俺たち。
ツッコミとボケの立場は分かっているだろう。
父「ねぇ、本当に連れてきてよ」
JK「あっちの承諾が得られたらな」
父「無理やり連れてきてよ」
JK「何だその俺が犯罪者みたいなやり方は」
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刹那(プロフ) - アイリさん» ありがとうございます！切ない系は初めてだったので嬉しいですっ (2018年12月29日 15時) (
レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
アイリ(プロフ) - この話大好きです！ (2018年12月26日 16時) (レス) id: 79b1b9bc2c (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - レイコさん» おぉ！ハンカチならここにありますよっ！ (2018年11月14日 23時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 泣けてきました！頑張ってグク！ (2018年11月14日 21時) (レス) id: 910148a662 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - Haruさん» お父さんは私も「こんなに可愛くなっちゃって！」と笑いました笑笑 大好きと言ってくれて嬉しいです！頑張りますね！ (2018年11月14日 18時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2018年10月17日 23時
