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FIGHT １８ページ18

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JH「あら、どうしちゃったのAちゃん」

JN「帰ってからずーっとこんな感じ。
何かあったのかって聞いても口開かないのよ」

久しぶりのジニヒョンの家。

他の２人は予定があるとか何とかで、

俺だけがお邪魔することに。

家に入ってリビングにやって来たわけだけど、

ソファに突っ伏している彼女が目に入った。

JH「Aちゃん、どうしたの？」

貴「あ、ホソクさんだ。こんにちは」

JH「こんにちは。耳赤いけど大丈夫？」

貴「えっ！」

ガバッとうつ伏せの態勢から起き上がって、

自分の耳を両手で隠す。

あ、顔も真っ赤じゃないか。

ありゃりゃ、これは何かあったな。

JH「バイトだったの？」

貴「ううん」

だとしたら原因は何だろう。

バイト先に来る男の子の話ばっか！って、

ジニヒョンはギャーギャー騒いでたけど。

JH「好きな人でもできた？」

貴「…っ、」

JN「ええぇぇぇえええぇ！？！？」

おっと、まさかの正解みたいだ。

JH「バイト先に来る男の子？」

貴「…うん、。まだ、わかんない、けど」

JN「南はダメです！何言ってるの！
ぜーーーーったいに許しませ」

JH「ちょっとヒョンうるさいよ」

家の主であるジニヒョンを部屋の外に追いやって、

バタンとドアを閉める。

それにしょぼくれたのか廊下で体育座りだ。

JH「もし良かったら、俺に教えてよ。
ヒョンよりは使えると思うんだけど笑」

そうソファに座る彼女に言えば、

「うんっ！」と可愛く頷いて話し始めてくれた。

相手は南男子高校の１年。

背は少し高くて、糸目笑顔が似合うんだとか。

声が凄く優しくて一緒にいて安心するんだって。

JH「それにしても、どうして今日？」

貴「なんかね、あのねっ」

こんなに幸せそうな顔、

久々に見た気がするな。

貴「その人と連絡先交換したくて、それで、
校門から少し離れたところで待ってたんだけど、
朝からずっとそれ考えてたから、」

JH「髪型変えて来たんだね」

貴「うんっ」

いつもと違う髪型。

それはただの気分転換では無く、

あの男の子の為だったのか。

貴「そしたらね、それに気付いてくれて、
『可愛い。似合ってるよ』って！」

JH「いてっ」

興奮してバシンッと叩かれた腕。

きゃー！と再びソファに突っ伏している。

JH「名前はなんていうの？」

貴「それは言わないの」

JH「どうして？」

貴「言ったらお兄ちゃん煩くなるもん。
迷惑かけたくないの」

迷惑言われてるぞリーダー。

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