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FIGHT １５ページ15

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Aちゃんって、

本当に学校のアイドルだ。

可愛いし、tha女の子って感じ。

スタイルだって良くて、性格だって良い。

こんな人本当にいるんだって、

入学して早々感じた。

だけど、

なんか今日は元気ないみたい。

机に頬っぺた付けて外を眺めてる。

何かあったのかな。

ジ「A～？どうしちゃったの～？」

貴「ん～、」

少し不服そうな顔をして、

友達のジアンちゃんを見てる。

貴「今日バイト無いなぁって」

あ、Aちゃんバイト始めたんだっけ。

男子校の近くだから大変そうだけど、、。

きっと惚れちゃう男の子いるよね。

ジ「っあー！あの子に会いたいんだっ！」

貴「しーっ！！静かにしてよジアン！」

綺麗な人差し指を口に当てて静かにするよう合図。

あの子って誰だろう？

男子校の生徒かな？女の子かな？

ジ「優しい人なんだっけ？」

貴「うん、優しいの」

ジ「それでそれで？何か進展あった？」

ジアンちゃんは楽しそうに前の椅子に座る。

あ、男の子なんだ。

Aちゃん、その子のこと気になってるのかな。

すごいな、その男の子。

ジ「えー！会いに来てくれてるって！？」

貴「ジアンッ！！」

ジ「あ、ごめんごめん」

コンビニに来る男の子が気になってるみたい。

話を聞く限り、

その男の子もAちゃんのこと好きそうだけど、。

ジ「会いに行けば？南でしょ？隣じゃん」

貴「ヤダよ！何言ってるの！」

ジ「会いたい会いたい思ってるくせに～。
あの子だって頑張って来てくれてるんだよ？」

貴「そうだけど、ストーカーみたい！
お兄ちゃんみたいになりたくないの！」

ジ「…あー、あはは、そうね笑」

結構有名なAちゃんのお兄ちゃん。

学校では無いけど、

帰り道の途中で見た気がする。

ハンサムで背も高くて、

あぁあの人がお兄さんなら、

妹がAちゃんは納得ってみんな言ってた。

ジ「それにしても、『また会いに来てくれる？』って
あんた小悪魔ね～」

貴「なによ、」

ジ「あの子弄んでるみたいに見えるわよー」

貴「えっ！？」

Aちゃんは天使だ。

この学校のアイドルで、人気者。

だけど、

少々小悪魔的な部分もあるみたい。

ジ「連絡先ぐらい聞けば？」

貴「んー、」

コンビニに来る男の子。

その人が、

今日Aちゃんが元気の無い原因みたい。

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