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FIGHT ２８ページ28

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貴「ごめんねびっくりさせちゃって」

JM「あ、いやいや」

まさかお兄様が窓際にいるとは…。

くっ、顔が見えないのが残念。

貴「マフラー洗濯して返すね」

JM「え！大丈夫だよ！大変だし」

貴「いやいや！ダメだよ！」

そしたらAちゃんの感覚が消えるだろ！←

あ、でも洗濯したらAちゃんの香りが、。

え、俺すごい変態。←

貴「ちゃんと洗って返します」

JM「あ、ありがとうございます」

深々とお辞儀する２人。

JM「じゃあ気を付けて帰ってね」

貴「うんっ、ありがとう」

優しく頭をポンポンと撫でて、

バイバイと手を振る。

少し駆け足になりながら、

ちょこちょこ後ろを見るAちゃんは、

本当に本当に可愛い人だ。

貴「バイバイ！」

JM「バイバーイ」

家の門を開いて手を大きく振るAちゃん。

俺もそれに対抗して両手で大きく手を振り返す。

そのままAちゃんは玄関に入っていったので、

俺も帰るとしよう。

JM「はぅあ！」

ちょっと待って！？

俺、マフラー貸した！

そん時手握った！

帰りに頭ポンポンした！

JM「お、おわぁぁ、っ」

俺の両手絶対に洗えねぇ！！

JN「お兄ちゃん見ました」

貴「…」

JN「頭ポンポンされてました」

貴「お願い言わないで」

顔を真っ赤にして帰ってきた妹。

いつもより遅いんで心配していれば、

なんとあの南高と思われる人物と一緒じゃないか。

顔が見れなかったのが本当に悔しいが、

兄の目の前で頭をポンポンするなど強者だ。

JN「そのマフラー借りたの？」

貴「…貸してくれたの」

JN「くっ、優男めっ、」

に、憎めない男だっ、

ちゃんと妹を大事にしてくれているじゃないかっ。

貴「私に似合いそうなの見つけたからって、
シュシュ買ってプレゼントしてくれた」

JN「絶対に似合うじゃんこんなのっ」

センスありかよあの男はっ。

.でもこんな暗い時間まで待たせるなんて、男として失格だよね!?

砂糖暗い時間だから送ってきてくれたんだろ

.…弱点ってないんかね

砂糖お前と一緒でAじゃね