KILLER ７４ ページ24
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貴「美味し、」
YG「お前よくそんなんで生きてこれたな」
ソファに座り、目も合わせず、
ただ珈琲を片手に本を読んでいるユンギさんは、
残り物らしいキムチチゲを温め、
私にコトッと出してくれた。
１週間ぶりとも言える暖かい食事は、
ジワァッと体に染み渡る。
貴「何で私を家に入れてくれたんですか？」
YG「別に」
貴「同情ですか？」
YG「はっ。同情だったらとっくの昔に捨ててらぁ」
絶対この人過去が重いわ。
顔からしてわかるもん。←
YG「お前が」
貴「はい」
YG「テヒョナの大事な奴だからだよ」
ホソクさんが言っていた、
JH『もうみんな家族みたいだからね。
拾われた身なんて関係ないさ。
テヒョンが大事にしてるものは俺達も大事にする』
これって本当だったんだ。
テヒョンさんって、
この人達って、本当に優しい人なんだ。
YG「何ニヤついてんだ早く食え」
貴「んふふ、すみません」
この人も案外、良い人なのかもしれない。
貴「ユンギさんは何で私を追い出したいの？」
YG「あ？」
貴「テヒョンさんに言ったんじゃないですか？
早くこの街から出せって」
先日、ユンギさんがテヒョンさんに話したこと。
その詳細は私は全然分からないけど、
何となく勘で分かった。
YG「手が離せるときに離しとけってことだ」
貴「どうして？」
YG「失ったときに辛くなるからな」
この人は優しい人。
だけど、寂しい人。
貴「なのに今は私を追い出さないんですね」
YG「言ったろ。テヒョンの大事な奴だからって」
貴「諦めたんだ」
YG「…まぁ、そうなるな」
うわぁ、それ言うテヒョンさん想像できる。
自信満々で言ったんでしょうきっと。
貴「じゃあ何でさっき素直に家入れなかったの？」
YG「…それは、何だ、あれだ」
貴「面倒くさかった」
YG「それもある」
それもある。
ならば他にもあると言うこと。
貴「他には！？」
YG「何で言わなきゃいけねぇんだよ」
貴「気になるからです！他には！？」
YG「あーうるせーうるせー」
ちょっと！？！？
何この人！素直に言いなさいよ！
貴「泣きますよ！？ホソクさんに言ってやる！
ユンギさんに虐められた！って！！」
YG「こいつっ、調子に乗りやがって、」
貴「泣いていいんですか！？」
そう脅せばユンギさんは観念したみたい。
YG「お前が露骨に嫌な顔したからだよ！」
貴「私が悪いじゃんそれ！」
YG「だから言わなかったんだろ！」
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刹那(プロフ) - サムさん» 読んでいただきありがとうございます！ドキドキさせて頂いたのなら嬉しいです…！こちらこそありがとうございました！ (2020年1月18日 8時) (
レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 美優さん» ありがとうございます！読んでいただき嬉しいです！ (2020年1月18日 8時) (レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
サム - めちゃくちゃ面白かったです！みんなかっこよくて優しいくてすごくいい人達でドキドキしました！それに私テテペンなのですごく嬉しかったです。こんないい作品書いてくださってありがとうございます！ (2020年1月16日 17時) (レス) id: 3d65728490 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - いい！めっちゃいい！！みんなカッコよすぎる。 (2020年1月16日 2時) (レス) id: ea79e11dc9 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - きききさん» こちらこそ最後まで読んでいただきありがとうございます！本当に嬉しいです！ (2020年1月15日 19時) (レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2019年11月20日 16時
