KILLER ６５ ページ15
.
V「んじゃ、行ってくるわ」
貴「行ってらっしゃい」
V「ナムジュニヒョン、お願いします」
RM「大丈夫だよ、そんな心配しないで笑笑」
隣にいるナムジュンさんにペコリとお辞儀して、
私の顔の前で少しだけ屈んで目を合わせる。
V「いい？ヒョンの言う事はちゃんと聞く事。
絶対に１人で行動するなよ？」
貴「わかってますってばー」
そう言えば、
テヒョンさんは心配そうに眉を八の字にした。
本当に心配性なんだからこの人。
過保護だし。
V「良い子にして待ってろよ」
貴「はーい」
小さな子供のように返事をすると、
テヒョンさんは笑って私を抱き締めた。
そして手を振りながらドアの向こうへ。
貴「んもぅ、本当に心配性すぎる」
RM「まぁまぁ」
貴「何であんな心配症なんだろ」
RM「Aちゃんが危なっかしいからじゃない？」
ん？なんか聞こえてはいけないような言葉が。
RM「Aちゃんが大好きなんだよ」
さっきの言葉取り消したつもりかもしれませんが
私の中で無限にエコーがかかってますけども。
ナムジュンさん、微笑んでも無駄です。
RM「それにしても、
ついにジョングクもジミナと仕事かぁ」
貴「いや、ジョングクはただジミンさんに内緒で
付いていっただけですよ」
RM「え？そうなの？」
貴「でも仕事の邪魔になることはしないって、
目泳がせながら言ってましたけどね」
そう。
私が今ナムジュンさんのBARにいる理由。
それは大体がジョングクのせいである。
今までテヒョンさんとジミンさんの仕事が被ったら
ジョングクと私で過ごしていたわけだけど、
上の通り、ジョングクはついていったわけ。
だから私ひとりぼっちなの。
心配性のテヒョンさんは「１人はダメ！！」って
子供のように駄々こねちゃって。
結局、いつもお店にいるナムジュンさんの所って訳。
RM「何か飲みたいものある？」
貴「え、良いんですか？」
ナムジュンさんは微笑みながらゆっくり頷く。
素直に喜んで高い椅子へ乗った。
いつもの！って調子づいて言うと、
さすがナムジュンさん。
ちゃんとメロンソーダ出てきました。
RM「Aちゃんはこれが好きなんだね」
貴「昔から好きですこれ」
RM「実は俺も好きなんだ。懐かしいよな」
ナムジュンさんも色々な過去あったのかなぁ。
あったんだろうなぁきっと。
RM「何回もグラス割っちゃった」
貴「よくバーテンダーになれましたね」
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 800人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
刹那(プロフ) - サムさん» 読んでいただきありがとうございます！ドキドキさせて頂いたのなら嬉しいです…！こちらこそありがとうございました！ (2020年1月18日 8時) (
レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 美優さん» ありがとうございます！読んでいただき嬉しいです！ (2020年1月18日 8時) (レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
サム - めちゃくちゃ面白かったです！みんなかっこよくて優しいくてすごくいい人達でドキドキしました！それに私テテペンなのですごく嬉しかったです。こんないい作品書いてくださってありがとうございます！ (2020年1月16日 17時) (レス) id: 3d65728490 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - いい！めっちゃいい！！みんなカッコよすぎる。 (2020年1月16日 2時) (レス) id: ea79e11dc9 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - きききさん» こちらこそ最後まで読んでいただきありがとうございます！本当に嬉しいです！ (2020年1月15日 19時) (レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：刹那 | 作成日時：2019年11月20日 16時
