KILLER ６１ ページ11
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目の前のテヒョンさんがケラケラ笑う。
ムスッとむくれれば、優しく前髪を整えられた。
V「これからなるべく側にいるようにするから」
彼の口から出た言葉に反応が遅れた。
なるべく側にいる。って、
それはテヒョンさんが大変なんじゃないか。
テヒョンさんだって仕事があるだろうし、
そんなワガママは言ってられない。
貴「そんなことしなくても、」
V「ううん、俺がしたいの」
優しく額にキスをされる。
申し訳なく思いながらテヒョンさんを見れば、
それはそれは柔らかく笑っていた。
V「もう寝よっか、A」
貴「…はい」
寝ていない２人。
そっと目を閉じればすぐに意識を手放した。
ピンポーン…
という遠くから鳴る音に目を覚ます。
いまだに寝ているテヒョンさんの腕をどけて、
私は髪を整わせながら魚眼レンズを覗いた。
全身真っ黒でキャップを目深に被っている男。
まさか、また、
貴「テヒョンさん！テヒョンさん！」
V「んぅ…」
貴「外に変な人います！」
V「変な人ぉ…？」
ピョンと上がった前髪を無理矢理直しながら、
テヒョンさんは玄関に向かっていく。
私もその後を恐る恐るついて行った。
V「あ、ユンギヒョン」
貴「ユン、ギ？」
魚眼レンズを覗いたテヒョンさんがそう呟いて、
ドアをガチャリと開ける。
目の前には黒い服に映える白い肌の男が１人。
変な人、ではなかったみたい。
YG「早く開けろガキ」
私より少しだけ背の高い男が入るや否やこの言葉。
く、くそぉう。何となくジョングクだ。
貴「そんな言い方っ」
YG「おいＶ、誰だこのガキ」
むむっ、無視だ。華麗に無視された。
ズカズカと家の中に入れる仲なのだろうが、
少しくらい私の話を聞け。
V「拾ったんです。可愛いでしょ？」
YG「…ふん」
可愛いくらい言えよこのおっさん！！
ナムジュンさんだって言ってくれたもん！！
優しく『Aちゃんは可愛いね』って！！
V「あと俺の名前テヒョンになりました」
YG「へぇ、良い名前だな」
V「この子が付けてくれたんですよ」
YG「センスはあるんじゃね」
お褒めの言葉ですか？
上からですか？
会って数秒上からのお言葉ですか？
ありがとうございますよ嬉しゅうございますぅ。
V「どうしたんですか？ヒョン。珍しいですね」
YG「まぁ暇だったから寄っただけだ」
だけど、
と、繋がれる言葉。
その言葉は私を横目に見ながら放たれた。
YG「話す用ができた」
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刹那(プロフ) - サムさん» 読んでいただきありがとうございます！ドキドキさせて頂いたのなら嬉しいです…！こちらこそありがとうございました！ (2020年1月18日 8時) (
レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - 美優さん» ありがとうございます！読んでいただき嬉しいです！ (2020年1月18日 8時) (レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
サム - めちゃくちゃ面白かったです！みんなかっこよくて優しいくてすごくいい人達でドキドキしました！それに私テテペンなのですごく嬉しかったです。こんないい作品書いてくださってありがとうございます！ (2020年1月16日 17時) (レス) id: 3d65728490 (このIDを非表示/違反報告)
美優(プロフ) - いい！めっちゃいい！！みんなカッコよすぎる。 (2020年1月16日 2時) (レス) id: ea79e11dc9 (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - きききさん» こちらこそ最後まで読んでいただきありがとうございます！本当に嬉しいです！ (2020年1月15日 19時) (レス) id: 7c1d559c3c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2019年11月20日 16時
