反撃７ ページ7
用意ができた後、
メンバーを車に乗せて走る。
番組のテレビ局でメンバーを下ろして、
私は再び車へ。
bighitに忘れ物しちゃったのよ。とほほ。
貴「おはようございます」
すれ違った人に毎回挨拶。基本中の基本よね。
そう思いながらコツコツとヒールを鳴らして、
忘れ物をしてしまった部屋へ。
…あぁ、あったあった。この書類。
貴「これ忘れたら上から怒られるとこだったよ」
忘れた書類を手に持つ。
その瞬間、上から大量の水が降ってきた。
足元は水浸し。書類はインクが滲んで解読不能。
髪は濡れて雫が滴っている。
貴「…こんな事して楽しいですか」
後ろを振り向けば、昨日のケバい女。
はぁはぁと息を切らして目が血走っている。
女「何でアンタが…アンタがっ！」
btsのマネージャーなんか…と消え入りそうな声。
昨日帰って散々考えたのだろう。
その答えの結果がコレか？笑わせてくれる。
貴「惨めですね」
女「はぁ！？」
貴「そんな事言われても私知りませんし。
マネージャーは上からの指示なんで」
私の冷静な返事によって女は呆気に取られてる。
それはそうだろう。水掛けられても平気だなんて、
想定外だった筈なのだから。
貴「あ、雑巾掛けお願いしますね」
女「アンタがやりなさいよっ」
貴「嫌ですよ。こんな馬鹿がやる後片付けなんて」
失礼しまーす。と、満面の笑みで部屋を出る。
あーあ。スーツがビッチョビチョ。
髪も濡れすぎて重い。
私は髪をかき上げて、資料室に向かった。
昨日、アミョンに頼んだ資料の中に、
今持っている資料のコピーがあった筈。
貴「……あ、あった」
よかったぁ。あそこに置いてたら水浸しだった。
私は軽くキスをして、ハンドタオルで体も拭いて、
資料室を出る。
面倒くさい事になったものだ。
本当にあるあるだが、仕返しに来るなんて。
これをメンバーの前でやられたら、
恥ずかしさと屈辱で女の顔面殴ってやるわ。
んまぁ、そこまではしないと思うけど。
貴「アンタこそ覚悟しなさいよ」
そう小声で言いながら廊下をコツコツ歩いて
自分達の車へ向かった。
JM「あれ？A髪濡れてる」
テレビ局に着いて、メンバーの楽屋へ。
会った瞬間ジミンに気付かれた。
貴「あっち大雨だったんだ」
JK「そんなに降ってたんですか？」
貴「傘なんて持ってないのに酷いもんよね」
明日から全員折り畳み傘持っていかせよう。
…なんてね。
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刹那(プロフ) - レイコさん» 有難うございます！そう言ってもらえると凄く嬉しです！頑張っちゃいます！ (2018年10月6日 22時) (
レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 続きが気になるーっっ！いつも楽しみにしてます！ (2018年10月6日 21時) (レス) id: 70385ca26b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます！テヒョンはギャップですね！頑張ります！ (2018年10月4日 23時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - テヒョン素敵すぎてヤバし。この作品大好きなので応援しています！ (2018年10月4日 23時) (レス) id: a1b830d519 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2018年10月3日 7時
