YG ページ40
YG「おい」
貴「はい？」
YG「話すことあるから夜俺の部屋な」
貴「あ、はい」
拒否権はないのかとAは不服に思ったが、
好きな人の部屋に呼ばれるのだ。
今から緊張してもおかしくない。
貴「じゃあ、仕事終わったら行きます」
YG「おー」
２人は約束して、別々の場所へ向かう。
心臓が高鳴っているのはAか。それとも…。
貴「ユンギさん起きてますか？」
YG「入れ」
貴「…はーい」
夜になり、またもや拒否権のない指令。
Aは、口を尖らせながら部屋に入った。
YG「あー、そこに座れば」
貴「失礼します」
ベッドにポスンと座ったA。
ユンギは座っている椅子をくるりと回し、
Aに向き合った。
YG「単刀直入に言う」
貴「はい」
YG「お前、俺のこと好きだろ」
はい？という疑問が言葉に出てこない。
Aは目をパチクリさせながら座ったまま。
貴「私が？ユンギさんのことを？」
YG「お前が。俺のことを」
貴「…は、恥ずかしい話するんですね」
そう言い、足早に部屋を出ようとするA。
その腕をユンギがしっかりと掴んだ。
そして口を開く。
YG「俺は好きだよ。お前のこと」
貴「………は、」
YG「本当に好きだ」
少し暗めの部屋のライトがユンギの顔を照らす。
真剣な視線がAを捉えた。
YG「それだけだ。…じゃあ」
そうしっかり掴んでいた腕を離すユンギ。
Aはドアに向いていた体をユンギに向けた。
貴「私の意思は無視ですか」
YG「恥ずかしい話して悪かったな」
貴「違いますよ」
そう言えば、Aの目から涙が溢れる。
Aは拭わず、ただポロポロと流したまま。
貴「貴方はアイドルで？私はマネージャーで？
生きる世界が違うからって諦めていたのに？
私だって貴方の事が好きなのに。
訳もわかんないくらい大好きなのにっ！」
なに自分で勝手に終わらせるんですか。
そう言えば、ユンギの綺麗な手が涙を拭う。
YG「はっ…俺のこと大好きかよ」
貴「大好きですよ、すみませんね」
YG「お前、最近視線がうるせぇの。
チラチラ見てて、何かと近くにいてさ。
俺のこと絶対好きじゃんって思ってたら
…俺の勘違いだったんだって、辛くなった」
そう、ユンギは苦笑いしながら言う。
Aはそんなユンギを抱きしめた。
貴「勘違いじゃないです」
YG「…好きだ。A」
貴「知ってますよそんなこと」
YG「素直になれよ少しは」
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刹那(プロフ) - レイコさん» 有難うございます！そう言ってもらえると凄く嬉しです！頑張っちゃいます！ (2018年10月6日 22時) (
レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 続きが気になるーっっ！いつも楽しみにしてます！ (2018年10月6日 21時) (レス) id: 70385ca26b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます！テヒョンはギャップですね！頑張ります！ (2018年10月4日 23時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - テヒョン素敵すぎてヤバし。この作品大好きなので応援しています！ (2018年10月4日 23時) (レス) id: a1b830d519 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2018年10月3日 7時
