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JN ページ38

JN 「Aー!」

貴「はーい」



家で私はジンさんに呼ばれる。

そんなのいつも通りなのに、自覚してしまったら

心臓が騒いで仕方がない。



JN 「おいでー」



パタパタとリビングに向かえば、

ソファに座って両腕を広げているジンさん。



貴「え…」

JN 「ほら、早く!」



恐る恐る近づけば、ガバッと抱き着いてきた。

立ったまま硬直している私。



貴「ちょ、離し」

JN 「…ねぇ、A」



お腹あたりで顔をあげたジンさんの顔は、

いつものは少し違う。

男というか、真剣というか。



JN 「ドキドキする?」

貴「ドッ…!?」



その言葉に心臓が飛び跳ねましたよ。

そんな事は絶対に言えない。



貴「ドキドキなんてしませんよ」

JN 「嘘つき〜」



耳まで真っ赤だ。と、笑ったジンさん。

私は急いで耳を手で隠す。



JN 「A」

貴「…聞こえません」

JN 「ねぇ、聞いて?」



ジンさんは立ち上がり、耳に当てた手を外す。

私はジンさんの顔を見た。



JN 「俺はね、優しい所とか、真面目な所とか、
強気なのに実は泣き虫な所とか」

貴「うるさいです」

JN 「聞いてって。メンバーの変化を見てる所とか、
書類仕事してる時の横顔とかさ」



段々と私の顔が下がっていく。

ダメだ。聞いていられない。

私が知らない表情の話ばかりだ。



貴「それで、何ですか」



これ以上何を言われるのか分からないから

少し冷たく言い放つ。

それでもメゲないジンさんの口から出た言葉は

あまりにも驚くべき言葉だった。



JN 「そんなAが全部好き」



俯いていた顔をゆっくり上げる。



貴「じょ、冗談ですよね?いつもの」

JN 「本気。俺はAを女性として好きだよ」



ジンさんの真剣な目が私を捉える。

私は逸らすことが出来なかった。



JN 「まだ信じてないの?」



ジンさんはスルッと私の腰に両腕を回し、

逃げられないように捕まえておく。

私は、ジンさんを見つめながら、

心で何度も繰り返されている言葉を伝えた。



貴「ゆ、夢…みたい」



その言葉を聞いた時、ジンさんは目を見開く。

そして、優しく微笑んだ。

そのまま顔を近づけてきたジンさん。

私は自然と目を瞑る。

その瞬間、唇に柔らかいものが優しく当たった。



JN 「…それで?Aは?」

貴「わ、私も…好き…で、す」

JN 「良く言えました」



そう笑いながら、再びキスをする。

その時間が私にとって幸せだった。



JN 「好きだよ。A」

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , バンタン   
作品ジャンル:ラブコメ
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刹那(プロフ) - レイコさん» 有難うございます!そう言ってもらえると凄く嬉しです!頑張っちゃいます! (2018年10月6日 22時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 続きが気になるーっっ!いつも楽しみにしてます! (2018年10月6日 21時) (レス) id: 70385ca26b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます!テヒョンはギャップですね!頑張ります! (2018年10月4日 23時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - テヒョン素敵すぎてヤバし。この作品大好きなので応援しています! (2018年10月4日 23時) (レス) id: a1b830d519 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刹那 | 作成日時:2018年10月3日 7時

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