反撃２９ ページ29
メンバー達は、
本当にジンさんとの約束を守った。
外を出た瞬間から私を隠すように自然と囲む。
楽屋から一歩出るときも、誰かしら隣にいた。
正直に言ってしまえば、すごく心強い。
それも自然と隣にいるもんだから、
周りからも不審がられないし、
何せ、私の心に違和感というものがない。
貴「本当にそばに居てくれるんですね」
RM「当たり前でしょう」
貴「貴方が怪我をするかもしれないのに」
RM「俺だけ怪我をするなら、それでいいよ」
すっと出てきたイケメン発言に私は驚く。
こんなに男らしかったかしら。ナムジュンさん。
そう思いながら先輩に資料を渡す。
それが終わり、一緒に楽屋に戻ってきた。
V「何もなかった！？何かされなかった！？」
貴「何もされてないですよ笑」
険しい顔で迫ってきたテヒョン。
男らしい大きな手は私の肩をガッチリ掴んでいる。
V「良かったぁ」
貴「全部貴方達のお陰です」
そう微笑めば、『女神…』と一言。
ちょっと意味わかんないので無視しておく。
貴「あれ？アミョン、メイクはここじゃないの？」
ア「今日はメイク直しが多いので、
スタジオに近いところでやるらしいですよ」
鏡の前でメイク道具をボックスに入れるアミョン。
その顔は強張っている。
貴「何緊張してるのよ笑」
ア「人が多くいるなって」
少し心配で…。と眉を下げるアミョンは、
犯人が誰だか分からないからだと思う。
大丈夫。私は分かってるから。
貴「それにメンバー達もいるし」
後ろを向けば、ドンっと胸を叩くメンバー達。
こんなに頼もしかったっけな。この人達は。
アミョンも安心したように微笑んだ。
ア「さあ皆さん。移動しましょう」
貴「荷物はちゃんと自分で持ってくださいね」
自分の荷物をクオズに任せようとしている
次男、ユンギさんにクギを刺す。
YG「お前は人をよく見てんなこの野郎」
貴「マネージャーですから」
YG「今だけその能力要らねぇわ」
２人のいつもの会話に場が和む。
みんな笑いながら楽屋を出た。
アミョンは若干苦笑い。
だから、私はゆっくりと昨日のホソクさんみたいに
優しく頭を撫でる。
貴「…」
ア「…はい」
私の心が伝わり、今度こそは心の底から笑った。
今度が私が泣きそうになった。
私はアミョンと楽屋を一緒に出て、
メンバーたちの後へ続く。
あぁ。私、もうタイムリミット無いんだ。
そう思いながらスタジオへ向かった。
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刹那(プロフ) - レイコさん» 有難うございます！そう言ってもらえると凄く嬉しです！頑張っちゃいます！ (2018年10月6日 22時) (
レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 続きが気になるーっっ！いつも楽しみにしてます！ (2018年10月6日 21時) (レス) id: 70385ca26b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます！テヒョンはギャップですね！頑張ります！ (2018年10月4日 23時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - テヒョン素敵すぎてヤバし。この作品大好きなので応援しています！ (2018年10月4日 23時) (レス) id: a1b830d519 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2018年10月3日 7時
