反撃２２ ページ22
貴「さて、どうしますかね」
誰もいない廊下で１人呟く。
これが本当だったら結構ヤバいんだろうけど。
私は紙を捨てたゴミ箱を見た。
貴「…何故だろう。殺されない自信大あり」
謎の余裕っ！とスキップして楽屋に向かう。
今の私は、
楽屋で大問題が起きているとは知らなかった。
貴「みなさんお疲れ様でーす」
ガチャリと楽屋のドアを開けると、
全員の視線が私に集まる。
その視線がいつもより不安げだ。
貴「どうしたんです？」
アミョンが『こ、これ』と、
見覚えのある物を渡してきた。
そう、それはさっき私が捨てたはずの茶色い封筒。
メンバーを見渡せば、全員が持っていた。
貴「…」
アミョンから受け取った封筒の中を見る。
すると、先ほどと同じ文が書いてある。
RM「俺のバッグに入ってて、見たらそれが」
JH「俺も探したら、やっぱりバッグの中に」
２人があるならと全員が探したんだろう。
その為か、少し楽屋が散らかっている。
YG「どう言う事だ」
貴「知りませんよ。こっちが聞きたいです」
至って冷静な私にアミョンが噛み付く。
私の肩を掴んで大きく揺らした。
ア「殺されるかもしれないんですよ！？
なんでそんなに冷静でいられるんですか！
貴女の事が大好きなメンバーが目の前から消えるの
耐えられます！？」
初めてだった。アミョンが私に噛み付いたのは。
目には涙を浮かべている。
ア「それなのに何で冷静なんですか！」
貴「冷静さを失ったら逆に」
ア「今私が言いたいのはそんな事じゃ無い！
…貴女はもう、BTSが居なくなったら、
泣き崩れるに決まってるっ…」
アミョンは大きな目から涙を流して、
楽屋から飛び出していく。
私はアミョンを追いかける事が出来なかった。
何故だか、今はその勇気がない。
JN「ま、まずっ！一旦整理しよう」
そう話を変え、会議のような形に。
そして、整理がついた。
１. Aの身近な人に茶封筒が渡った。
２. bighitの関係者の可能性が高い。
３. 何故、Aだけ手渡しなのか。
４. Aが危ないのは２日後。
５. 犯人はAを良く見ている人物。
JK「何なんですかコイツ。ストーカーですか」
V「そんな気配はしてなかったけどな」
JM「んじゃあ、結構上手いのかもね」
メンバーから多くの推測が飛ぶ。
テヒョンは私を付けていた事から、
そんな人物はいなかったと宣言。
それもそれでちょっと。
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刹那(プロフ) - レイコさん» 有難うございます！そう言ってもらえると凄く嬉しです！頑張っちゃいます！ (2018年10月6日 22時) (
レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 続きが気になるーっっ！いつも楽しみにしてます！ (2018年10月6日 21時) (レス) id: 70385ca26b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます！テヒョンはギャップですね！頑張ります！ (2018年10月4日 23時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - テヒョン素敵すぎてヤバし。この作品大好きなので応援しています！ (2018年10月4日 23時) (レス) id: a1b830d519 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：刹那 | 作成日時：2018年10月3日 7時
