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反撃13 ページ13

ポーンとエレベータが止まる。

私たちは降りた。



貴「ここ真っ直ぐ行って曲がるとすぐにあります」

ソ「結構単純だったんですね」

貴「慣れればですけど」



2人で軽く会話を交わしながら、

部屋のドアを開け、段ボールを床に置いた。



貴「ふぅ…なんとk 『Aさん』…はい?」



後ろにいるソジュンさんを見る。

ソジュンさんは私を真っ直ぐ見ていた。



ソ「今、貴方と僕は2人きりですよ」

貴「…?それが何か」

ソ「…2人きりですね」



カシャンと何かの音。

瞬時に背筋が凍るのがわかった。

鍵を掛けたのだ。


一歩一歩ゆっくりと歩いてくるソジュンさんを、

私は目を反らせずにいる。



貴「ソジュンさ…」

ソ「もっと危機感持たなきゃダメでしょう」



ねぇ、Aさん?と、私の頰に手を当て、

私の顔を覗き込む。

違う。この人はソジュンさんじゃない。

さっきまでのソジュンさんじゃない。


怖い。




貴「嫌!」



ダッと走り、ドアの方へ向かう。

でも簡単に帰してくれるわけがなくて。

私の腕をしっかりとソジュンさんは掴んだ。



ソ「Aさん。僕と遊びましょう?」



私は固まって、ソジュンさんの顔を見れなかった。

どんな表情をしているのか。

嗤っているのか、はたまた真顔なのか。


何にしても…この状況はヤバい。

そう頭の中でサイレンが鳴った。






ア「まだかなぁ。Aさん」

YG「あ?A待ってんのか」



俺は自動販売機で珈琲を買っている時、

近くにいたアミョンて女の言葉に反応した。



ア「あ、はい。全然来なくて」

YG「連絡は」

ア「それが何もないんです」



いつもは時間前かピッタリに来るのに。

と、スマホの時計を眺める女。



YG「あー、何だ。俺少し探してくるわ」

ア「いえ!大丈夫です!もう休憩終わるし」



眉を八の字にした女。

どんだけAと話すの楽しみにしてたんだよ。

見つけたら土下座ぐらいしてやれと怒ってやる。



YG「まぁ一応、見つけたら連絡しろって言うから」

ア「あ、有難うございます」



深々と俺に頭を下げた女。

俺はグイッと一気に珈琲を飲み干し、

缶入れの中に投げ入れる。


どーこ行ったかなーアイツは。

仕方がねぇ。探すって言っちまったんだ。

探すしかねぇだろ。




YG「なぁ、ヒョン」

JN「んー?」

YG「A見ませんでした?」

JN「見てないけど…何かあった?」



俺は頭をかきながら、さっきまでの事を話す。

…面倒くせぇ。

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設定タグ:BTS , 防弾少年団 , バンタン   
作品ジャンル:ラブコメ
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刹那(プロフ) - レイコさん» 有難うございます!そう言ってもらえると凄く嬉しです!頑張っちゃいます! (2018年10月6日 22時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
レイコ(プロフ) - 続きが気になるーっっ!いつも楽しみにしてます! (2018年10月6日 21時) (レス) id: 70385ca26b (このIDを非表示/違反報告)
刹那(プロフ) - Yukiさん» ありがとうございます!テヒョンはギャップですね!頑張ります! (2018年10月4日 23時) (レス) id: c8b3225801 (このIDを非表示/違反報告)
Yuki(プロフ) - テヒョン素敵すぎてヤバし。この作品大好きなので応援しています! (2018年10月4日 23時) (レス) id: a1b830d519 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:刹那 | 作成日時:2018年10月3日 7時

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