彼氏はいません、今夜だけ【HAN】 ページ7
Aねぇヒョンジナ。今日の夜出かけてもいいかな?
ヒョンジンいいよ
ヒョンジンってかそんなの聞かなくていいから。
好きにしたらいいよ。
いつからか崩れてしまった私達の恋人としての関係性
前にシたのは何ヶ月前なのか
ヒョンジナは中高が同じでどこでも王子だとか呼ばれてて
そんな彼はずっと私のことが好きでいてくれてたみたいで
高2の夏に告白されて
そこから20歳の今までずっと付き合ってる
喧嘩はあったけどすぐ仲直りして
自他ともに認めるバカップルだった自信はあった
そう、過去形
最近はヒョンジナが冷めてるのか分からないけど冷たくて
枕を濡らした日は数え切れないよ
ヒョンジナ
君の心はどこにあるの?
ハンA〜、実はいい店見つけたんだよ
ハン良かったら今夜行かない?
A行く!
ハンわぁ珍しいね笑笑
いつもならヒョンジナがいるからダメって言うのに笑
Aまぁ、ちょっとね
ハンなに、喧嘩でもしたの?
Aどこ行けばいい?
ハン俺の家おいで
ピンポーン
インターホンを押すとすぐにガチャと扉が空いて寝癖がついてるハニがでてきた
「ハニヤ〜、寝癖ついてるよ笑笑」
HN「さっきまで寝てたからね笑 とりあえず行く?」
「んー、行く。居酒屋?」
HN「そうそう、個室なんだよね。しかも雰囲気すごいオシャレなカフェみたいなんだよ。」
「えー!めっちゃいいじゃん。早く行こ!」
腕を引っ張るとまぁまぁと宥められて準備するから中入って待っててって言うからソファーに座ってテレビをつける
ザーーと流れるお風呂のを横目に録画してあるアニメを見る
やっぱりハニなら録画してると思った
趣味が合うんだよなぁ昔から。
HN「そろそろ行こうか」
「うん、あ、ハニ寝癖なおってるね」
HN「当たり前じゃん風呂はいったんだから笑 」
何故か心にすっぽりと空いてる穴を知らないフリをして
あなたとは違う人と長い長い道を歩く
笑いあって過ごしてた日々は
もうないんだって改めて感じて
涙が出そうになるけど
ハニがいる手前泣くことなんて出来ないよ
雑談を軽くしているうちに紹介してくれた店に着く
言われてた通りオシャレなカフェみたいで中に入ると優しそうなお姉さんが案内してくれた
個室に入ると思ったより広くて防音性はありそうだなって思った
HN「生でいい?」
「うんありがとう」
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作者名:ふわ | 作成日時:2021年12月30日 11時