【ハイキュー！！】不良に中指立ててみた。

21.デジャヴ ページ23

　
　結果から言うと、私は日向に勝った。
　
　
　
　
　アイツの蹴りを腕で防いだ後、私が日向の顎に蹴りをかまして、動けなくした。
　
　
　
　顎を思い切り強打すると、脳がぐわんぐわんして暫くの間、動けなくなる。知恵だ知恵。
　
　
　それを狙って蹴りをかましたのだ。
　
　
　
　動けなくなった日向。必然的に私の勝ちだ。
　
　
　
　その後は、影山が俺も！と言っていたが、これ以上動くのが嫌になって断った。
　
　とてつもなくぶすくれていたけど無視無視。
　
　
　
　
　黒尾「よし、A。猫に入れ」
　
　

　後ろから私の肩を叩いたのは黒尾サン。
　
　
　
　『 無理。』
　
　
　
　黒尾「なんでだよ！
　
　
　お前が入れば戦力大幅アップなんだぜ？」
　
　
　
　『 知るか、そんなん。』
　
　
　
　影山「東雲、烏に入れ！」
　
　
　
　『 お前もか！！入んねーよ』
　
　
　
　影山「取り敢えず大地さんとこ行くぞ」
　
　


『 は？何言ってんの？離せ！』
　


　
　影山に引きずられるように連れていかれた。
　
　いや、大地サンて誰だし。
　
　黒尾サンは影山のこと睨んでるし。
　
　
　
　
　＊
　
　
　
　何故か、ここだとなんだから…と烏の溜まり場に強制連行。そして烏のメンバーを紹介された。
　
　
　…取り敢えず、個々のキャラが濃い。
　
　
　
　
　影山「っつー事で烏は入れよ」
　
　
　
　『 どーいう事でだよ！
　
　
　私が知らない間に
　
　私と影山に高次元なやりとりでもあった？』
　
　
　

　影山「お、おうっ」
　
　
　
　『 嘘つくなボケ！！キョドってんぞ。』
　
　
　
　目をキョロキョロ泳がせる影山の横腹に手刀を入れて帰ろうと立ち上がったら、目の前に澤村サンがいい笑顔で立ちはだかっていた。
　
　
　
　
　澤村「東雲。烏に入りたかったらいつでも来ていいからな！」
　
　
　
　
　『 …いや、遠慮しとく。
　
　
　それじゃ。』
　
　
　
　
　他のヤツ(坊主とか小さいのとか)からの視線をとてつもなく感じたが、スルーして溜まり場を出た。
　
　
　
　＊
　
　
　
　駐輪場にバイクを取りに行くと、
　
　
　いつぞやのチャラ男───及川サンが

　
　
　
　
　
　及川「やっほー、Aちゃーん」
　
　
　
　
　
　
　
　私に向けて笑顔で手を振っていた。
　
　
　
　
　
　
　
　
　
　あれ、なんかデジャヴ。
　

番外編.色気のお話。(猫と梟)→←20.避けれない。

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