ごめん、付き合ってる人いるんだ。【角名倫太郎】 (ページ11)

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10.家ページ11

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角名くんに、強引に腕を引かれながら雨の中を走り抜ける。

別に運動が苦手なわけではないが、流石に運動部の走るスピードには劣ってしまう。

ただ、ひたすら角名くんを追いかける。

するとクイッと曲がったら、上からの雨が降らなくなる。

そこは、小綺麗なマンション

角「ここ、俺んち」

そう言った角名くんは、暗証番号を押して、中に入る、

エレベーターも1回にあったのですんなりと入る。

行き先は10階。

結構上の方の階。

角「ふぅ、ちょっとそこで待ってて」

角名くんの住むと思われる部屋に入ると玄関先で待っててと言われた。

角名くんは家に上がり、どこかの部屋に入る。

すぐに、タオルを持って現れた。

角「ほら、体拭きな？風邪引くよ？」

『う、うん、ありがと』

角「あ、ある程度拭いたら中おいで」

『え、あ、はい』

角名くんに渡されたタオルで吸い取れる限りの水分を吸う。

水滴がポタポタ落ちなくなったら、中へ入らせてもらう。

『お邪魔しまーす』

角名くんの部屋、リビングは白と黒で統一されたモノトーンで、角名くんっぽい部屋だ。

角「…お風呂、入ってきな。洗濯物も洗濯機入れて、洋服は俺の貸すから」

『あ、はい』

何もかもとんとん拍子で、流されるままお風呂に入る。

て、ここは角名くんの家なんだから角名くんが入るべきなのでは！？

と思い、あっという間にお風呂から出る。

入る前に渡された角名くんの黒Tと部活用と思われる短パン。

『でか、』

上のTシャツはお尻が隠れるまで大きく、短パンもウエストをキュッと結ぶ。

ま、いいか

リビングには、洋服を着替えた角名くんが、マグカップを２つ持って立っていた。

『お風呂、入りました、』

角「……あ、ちょーど良かった、紅茶入れたよ」

『ありがとう』

その後、二人で談笑しながら洋服が乾くのを待った。

雨も去り、角名くんに送ってもらって、家に帰る。

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？「アレは、色々ズルいデショ」