8.慣れてる ページ9
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「「「「お邪魔しまーす」」」」
週末。4人が私の家に来た。ちなみにマンション。
『はーい!
リビング?私の部屋?』
角「どうしよっか」
銀「Aの好きな方でええよ!」
『私はどっちでもいいんだよねー』
侑「やったら、Aの部屋がええ!」
『ん。じゃあ2階の奥の部屋で、待ってて
飲み物とってくる。麦茶でいいよね』
銀「大丈夫やで」
角「百瀬さん、手伝うよ。
それに俺お菓子も持ってきたし」
『分かった!じゃあ角名君こっちきて』
角名君以外の3人は私の部屋に通し、角名君にはキッチンに来てもらう。
角「百瀬さん親は?」
『お父さんは主張中で、お母さんは看護師だよ。
だから、あんまり家にいない』
角「そっか。…ねぇ、百瀬さん」
『何?』
角「角名君って呼び方やめない?
俺も百瀬さんってやめてAって呼ぶから」
『いいよ。私は倫太郎?倫くん?すなりん?』
角「Aの呼びたいようにしていいよ」
『んー。じゃあ、倫太郎で!』
角「どーして?」
『…え、えっと、倫太郎って呼んでる女子いないから、私が最初に呼べるかなって、思って』
だんだんと声が小さくなっていく
角「何それ、可愛すぎでしょ」ボソッ
『り、倫太郎、何か言った?』
角「んや、なんも
部屋行こ、A」
『///うん』
なんで、り、倫太郎はこんなに慣れているんだろう。
私も侑と付き合った事があるとはいえ、なかなか侑とはドキドキする事が出来なかった。中学生の付き合いとはこんなものだ。
それに、侑は双子だからしょうがなくと言うか必然的に名前で呼んでるだけ
こうやって、ちゃんと名前を呼んた事がない。
ましてやさっき、女子で初めてとか恥ずかしい事言った。
恥ずい
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Ut(プロフ) - 面白いです!いつも見てます。オチは角名がいいです! (2020年9月27日 18時) (レス) id: b32c4e10d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちーーべすな | 作成日時:2020年4月29日 23時