2.角名の恋心 ページ3
角名side
治に用があって、水曜日にいつも行ってる屋上に向かった。
屋上の扉を開くと、2組の可愛いで有名な百瀬さんが居た。
俺な邪魔かなと思い、屋上を後にしようとしたけど百瀬さんが居ていいと言ってくれたので3人で雑談をした。
そこで、百瀬さんの好きなやつの話になり、百瀬さんと侑は中学時代に付き合って居たことを知り、今でも好きということが分かった。
角「今も好きなの?」
『うん。』
角「ぶっちゃけどんなとこが好きなの?」
『うーん、かっこいい所、優しい所、不器用な所、でもそれが可愛い所、努力してる所、好きなことに全力な所、、、、、
付き合ってた時の私にだけ見せてくれた
優しい笑顔
かな』
話すにつれ、声が大きく早くなり、恋する乙女の顔になる百瀬さん。
そして、最後に見せた、寂しげな笑顔。
俺だったら、そんな顔させないのに…
あれ?
なんで俺、侑に張り合っているんだろうか
あぁ、そうか、俺、百瀬さんのこと
''好き''
なのか。
百瀬さんの恋する乙女の顔。
笑顔で、誰とでも明るく話す所。
話して少ししかたたないのに分かる彼女の人間性。
彼女を見ると高鳴る鼓動。
少し熱くなる頰。
これは、恋だ。
昼休み終わる間近、百瀬さんは次が移動教室なので先に帰る。
角「ねぇ、治」
治「?なんや?」
角「俺、百瀬さんのこと好きになっちゃった」
治「……………ハァ!?!?!?!?!?」
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Ut(プロフ) - 面白いです!いつも見てます。オチは角名がいいです! (2020年9月27日 18時) (レス) id: b32c4e10d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちーーべすな | 作成日時:2020年4月29日 23時