お稲荷様は女狐の味方【稲荷崎】

6.女狐の計画 ページ7

立華side

クソッ

宮内A。どうして、退部しないの！？

侑先輩も治先輩も耐えられないぐらい殴っているし、信ちゃん先輩も私に何かあるたび、Aの事を叱っている。

なのに！どうして！？

私は、私が中学生の頃から宮兄弟のことを知ってるのよ！？私が、中3の受験でかなりの難関校稲荷崎高校を、受けるために勉強の合間を縫って、稲荷崎を応援してたのに！！

たった1年早く生まれただけで、私より先にバレー部のマネージャーになって、バレー部に優しく接してもらってチヤホヤされていて！

私が、稲荷崎のバレー部のマネになるために、入学式から近所に住んでいた信ちゃん先輩に交渉していた！でも、Aがいたせいでなかなか入れなかった

だから2週間も日を使って、バレー部に入部した。

最近だって倫先輩に疑われ始めている。他の人は何もしてこないのに、倫先輩だけなにかと突っかかってくる。

全部、全部！あいつのせいだ！あいつがいたから私が全てじゃない。

今だって、宮兄弟たちは私にチヤホヤしてても、Aを殴ったり、会話の中でも名前が出てくる。宮先輩たちの頭の中にいる事、それですら気に食わない。あいつの存在自信が必要ない。


　バレー部のだけに必要ないんじゃない。存在自身が必要ない。


そうだ、今度の合宿。あれだ。あれを使おう。

私の配下になってる2軍3軍。そいつらを使おう。

うん。それがいい！そしてあいつをバレー部から

捨てる

7.地獄の始まり→←5.私は女狐やない

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す