38.北さん ページ41
.
侑「北さん。ちょっと話しええですか」
私たちは、放課後の部活が始まる前に北さんに話しかけた。
北「…ええよ。部室でええか？」
侑「大丈夫です」
北「ほんなら、そこ座れ」
2年生5人で横に並ぶ。もちろん正座。北さんも正座です。
北
治I侑IAI角名I銀島
と言うふうに座っている。
北「…話って、何や」
角「レギュラー揃ってからでも、いいですか？」
北「おん。角名。レギュラーに連絡せぇ。
あと、立華にもAと話しある言うて連絡してくれ。」
角「ウッス」
そう言って、倫太郎が席を立った。
しばらくし、部員たちが焦った様子で部室に入ってきた。
全員が揃うと、
侑「ほな、話させてもらいます」
角「Aと、立華のことです。」
銀「先輩たちは、Aのことを見て見ぬふりをして、八重のことは可愛がってましたよね。」
治「全部、騙されてます」
「「「…………」」」
北「証拠は」
沈黙を破る北さんの凛とした声。
角「あります。タブレット持ってくるので取ってきていいですか？」
北「ええよ」
角「俺らは見たんで、先輩たちで見てください。
証拠になる、動画や録音です。
あと、八重とは別に双子過激派のいじめの写真らです。」
北「分かった。」
その後、先輩たちが今まで角名が、集めてきた動画や録音を見る。ときどき「うゎ」や「エグ」などの声を漏らしていた。
ただ、1人。北さんだけは、ただマジマジと画面を見ていた。
一通り動画を見終わった。
最初に北さんが動いた。
ｽｯ
手を前に綺麗に揃え。
ｶﾞﾊﾞｯ
勢いよく、頭を下げる。
「すまんかった」
ただ一言、凛とした声が部室に響いた。
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鴎乃 しのる - あれっ！おかしいな？目からあめが…泣ける素敵な作品！私もこんな器がひろければな…有り難う御座いました！ (2021年5月6日 23時) (
レス) id: fcf5c03754 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 泣きました。ヤバいです。号泣素敵な作品をありがとうございます (2021年5月5日 21時) (レス) id: 6276028f0a (このIDを非表示/違反報告)
鰹節 - 無理、やばい、泣く、いや泣いてる、ありがとうございました！！ (2020年7月19日 11時) (レス) id: 1668ab8953 (このIDを非表示/違反報告)
奏空(プロフ) - めっちゃ泣きましたありがとうございます (2020年7月11日 14時) (レス) id: a100a8c28e (このIDを非表示/違反報告)
名無し99673号(プロフ) - しらすさん» 全然上から目線じゃないです！私の書いた作品がそうやって評価されて、コメントで言葉として伝えてもらえるのはとても嬉しいです！！ (2020年5月25日 8時) (レス) id: 4655859221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちーーべすな | 作成日時：2020年4月1日 23時
