27.私の味方 ページ28
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昨夜立華ちゃんとお互いの意見で、言い合った。立華ちゃんがあんなことを考えてるなんて思いもしなかった。
それと、私の髪の毛。あのあと立華ちゃんが先にマネ部屋へと戻って行った。私は、お手洗いの鏡のある水道の前で、髪の先を整えた。長さは、肩にかからないくらい。程よいショートになった。
この後食堂行くの嫌だなぁ。どうせ、主将ズが気付いて心配されるじゃん。そして、また立華ちゃんの逆鱗に触れる。この二の舞は避けたい。行くしかないんだけどね。
『おはようございます』
食堂の扉を開いた。
私を見てみんなが驚いた。そりゃそうだ。昨日セミロングだった女子が急にショートになってるんだもん。
天「チョッ！？チョッ！？Aちゃんどーしちゃったの！？その髪の毛！？」
『んあー、えっと、』
治「どうせ色目使うためやろ。他校がおるからって、調子乗んなや、女狐」
治の言葉によって。食堂の空気が一気に張り詰める。
『違くて、、えっと、あ、
昨日お風呂の時ジャージのファスナーに髪の毛引っかかっちゃって、切るしかなくって、切りました』
天「ソッカー！なる程ネー！」
そして、食堂の空気が戻る。
食堂には、選手らみんないたので、のちに聞かれることにはならなかった。
その日の練習も終わる。流石、白鳥沢。強いなぁ。
天「Aちゃんさー、髪の毛のこと嘘デショ？」
天童さんと2人でいる時にそう言われた。
『えっ、嘘って』
天「ホントーは、稲荷崎のもう1人の方のマネでしょ？」
『いやー、まぁ、はい。そうです』
天「ダヨネー。
そんな暗い顔しないの！ショートも似合ってるから大丈夫！！」
そうゆうことじゃないんだけど、まぁ、
『ありがとうございます。天童さん。』
天「そうそう！その顔！！イイネー‼
明日、頑張りなよ。明日のマネ担当、
稲荷崎
でしょ。」
そうだった。一気に鳥肌が立って、肝の冷える感じ。
怖い。
嫌だ。
行きたくない。
殴られたくない。
蹴られたくない。
天「Aちゃんサ、、」
『はい、、』
天「俺たちじゃ頼りないかもしれないけど、頼ってヨネ。
1人じゃないんだから」
『あ、りがっ、、と、ござっ、い、、ます』
涙を流しながら、そう精一杯答えた。
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鴎乃 しのる - あれっ！おかしいな？目からあめが…泣ける素敵な作品！私もこんな器がひろければな…有り難う御座いました！ (2021年5月6日 23時) (
レス) id: fcf5c03754 (このIDを非表示/違反報告)
乃亜(プロフ) - 泣きました。ヤバいです。号泣素敵な作品をありがとうございます (2021年5月5日 21時) (レス) id: 6276028f0a (このIDを非表示/違反報告)
鰹節 - 無理、やばい、泣く、いや泣いてる、ありがとうございました！！ (2020年7月19日 11時) (レス) id: 1668ab8953 (このIDを非表示/違反報告)
奏空(プロフ) - めっちゃ泣きましたありがとうございます (2020年7月11日 14時) (レス) id: a100a8c28e (このIDを非表示/違反報告)
名無し99673号(プロフ) - しらすさん» 全然上から目線じゃないです！私の書いた作品がそうやって評価されて、コメントで言葉として伝えてもらえるのはとても嬉しいです！！ (2020年5月25日 8時) (レス) id: 4655859221 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちーーべすな | 作成日時：2020年4月1日 23時
