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侑くん、ドストレートすぎるよ




「おぉ髪あげてんのか」


「浴衣ってうまそうやな」


「…」カシャシャシャシャシャ


『倫太郎やめてぇ!?』




みんなそれぞれの感想を言ってくれて照れる


相変わらず視線が刺さるが




『ほら、いこーよ』






5人で肩を並べて歩けばすぐに神社に着いた


人がわんさかいて屋台も盛り上がっている


花火の場所取りとご飯を買う人で分かれる


私、倫太郎、治くんで場所取り


侑くん、銀くんでご飯を買ってくることになった




「ほなまたあとでな」


「くそさむぅ〜!!___!_______!!」




双子か何やら離しているが周りもガヤガヤしててあまり聞こえない


どのあたりがいいのかあまり分からないので


河川敷の方に向かう


いい感じの場所を見つけレジャーシートを広げる


生ぬるい風が気持ちいい




「俺、いろいろ買うてきてええか?」




ここにくるまで色んな屋台をキラキラ見てた治くんは


お財布片手にこの場を離れていいか聞いてきた




『うん、いってらっしゃい。私ここにいるから』


「俺もここいる」


「ほな行ってくるな!」




バレー部の足は早いもので、あっという間に人混みの中へ消えてしまった


わんさか食べ物買ってくるんだろうなぁ




「Aはなんか欲しいものないの?」


『私は大丈夫かな、この空気だけで楽しいし』


「わかる」




気の抜けたような笑い方をする倫太郎


体育座りする膝に頭をこてっとのせて




「今日かわいーじゃん」




彼の右手は私の髪を耳にかける




『ありがと…』


「俺たちとお祭り行くために可愛くしてくれたの?」


『まぁ、そやな』




浴衣だから、それに合わせたのもあるけど


事実、男の子たちと出かけるとなると多少気合は入るものだ


それもハイスペ男子だし


侑くんもおるし…




「俺去年からAと話してみたかったんだよね」


『え、そうなんだ』


「やっぱ気づいてないか…」


『なにが?』


「いーや、こっちのはなし」




長い人差し指を口の前に立てる彼は


何か企む顔をしていた




「お、いたいた色々買ってきたで」


「治は?」


『なんか買いに行くーいうて走ってったで』




侑くんと銀くんが色々な食べ物を持ってきてくれた


治くんはいないが食べ始める


しばらくすると侑くんたちが買ってきた量よりも多い食べ物を持って帰ってきた


治くんも合流して一緒に食べて花火までの時間を潰す

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作者名:ちーーべすな | 作成日時:2024年2月23日 12時

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