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誠に大変である
もう日は沈みはじめているのに双子の課題が終わらない
「あかん!もう徹夜確定や!」
「騒いでないで早く」
「なんで、yとx求めなあかんの、古典とかもう日本語ちゃうやろ英語よりわからんわ」
『治くん、諦めないで』
「言いたいことは分からんくもないけどなぁ」
夏休み最終日の明日は1日練+体育館や合宿で使った部屋の掃除なので明日課題をやる暇なんてない
でも本当に課題が終わる最後まで付き合ってたら、日付なんて超えてしまうだろう
でも、確実に私たちが見て彼らの課題を手伝った方が進み早い
「もうこれ解散するわけにいかないし、課題やるだけやりきってそのまま泊まれば?」
「ええの!」
「お前らは泊まったことあるじゃん、服とかもその時の残ってるし
それよりもAはどうする?流石に女の子だし泊まることを強制はしないよ」
「えぇ〜みつばちゃん一緒に寝よや〜」
「ツムは黙っとれ変態」
さっき侑に反省しろって言われたし
ワンルームマンションだから、この部屋で雑魚寝になりそうだし
女の子としての返事は決まってるけど…
1日一緒にいて私だけ帰るのは、なんか嫌だ
『…みんなが私がおっても気にせんのなら、とまり、たい』
「決定や!!」
「えほんまに大丈夫か?コレおるで?」
治くんは信じられないと片割れに指を向ける
倫太郎は泊まるのが確定したのでお風呂を沸かしに行った
『うん大丈夫。
それよりも夜ご飯も食べとらんし、夜ご飯分の食材も買っとらんから、色々買ってこなあかんな
私の泊まる用品も買いたいし』
「流石に夜やしついてこか」
銀くんが名乗り出てくれたけど双子の面倒を見てほしいので、断って倫太郎の家を出ようと玄関で靴を履いていると
倫太郎がバレー部のジャージを持ってきてくれて、私の肩にかけた
ジャージが大きくてお尻もすっぽり隠れるし腕とかもうぶんぶんだ
「ついてく、銀1人いれば大丈夫でしょ」
そう言いながら倫太郎がサンダルに足を突っ込んだ
食材を買ったら、ドラッグストアに行く
倫太郎に服は借りることになったので肌着と化粧品のみ購入
倫太郎は袋を全部持ってくれた
というか奪われた
並んで倫太郎の家に戻る
「そういえばさ、こないだの感じで俺振られたのは分かってるんだけど、全然諦めるつもりないからよろしくね」
『え』
「てかお昼、侑と何話してたの?」
『‼︎…なんでもない!』
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作者名:ちーーべすな | 作成日時:2024年2月23日 12時