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『3年生がおどし役…』


「俺らの命終わったな」


「ペアは?」


『えっと、治くんは理石くんと、私は…』


「おった!俺とペアやで!!」


「こっちむくなアホツム、その顔うざいわ」


「あ"ぁん?うっさいわ!!」




私の両サイドから肩に腕を乗せて紙を覗き込む双子


やめて、私を挟んで喧嘩しないで


逃げれないし




「ほーら、Aが迷惑そうな顔してるよ」




後ろから腕を引かれる


体重を乗せてた私がいなくて、双子の頭がごっちんこした




「「いっだぁ!」」



腕を引っ張った張本人は独特な笑い声を発している




「俺のペアだぁれ?」


『んと、倫太郎のペアは……ん?』


「えなに、だれ?」


『く、黒須監督……』


「はぁ????」


「「だはははははははwwww!!!」」


「指さして笑わないで」


『あははは、まぁでも楽しそうやん』


「どこが」






バーベキューの片付けもして、少し休憩していれば


あっという間に日は落ちて真っ暗になる


ちなみに3年生は校舎に入っていて準備中




『うぅ、緊張するわぁ』


「みつばちゃん、怖いのあかんの?」


『暗いのとびっくりにびっくりする』


「なんかあったら、俺につかまってええよ?」




それぞれペアと交流して始まるのを待つ


各ペアに渡されたのはどこに何があるかのなぞなぞが書いてある紙と懐中電灯1つ


昇降口から入って校舎内にあるアイテムを3つ回収したら教員玄関に向かう


それでゴールできたタイムが短いペアが勝ちとなる


それなりに景品は出るらしいので全力で挑みたい…


けれど生憎、暗いところと驚かされるのは苦手なのだ


足を引っ張らんようなぞなぞを一生懸命解く




「みつばちゃん、つぎ、おれらのばんやで?」




いつのまにか少しずつペアが校舎内に入って行っていたらしい


私たちの番になっていた



ドキドキしながら校舎に入った


先に入ったペアはもういない




「大丈夫やから、俺を信じ?」


『うん、あと一個なぞなぞといたんだけど1-7組にありそう』


「おー、やるやん!いこ!」



四階の西の方にある教室に向かう


中に入るとコインが置いてあって、これが集めるアイテムだろう


それに触れた瞬間、前と後ろの扉がバンッッと閉まった


扉を開けようときても抑えられていて教室から出られない


侑に思わず抱きついてしまう


すると今度は掃除ロッカーから血まみれの男が出てきた




『ぎゃぁーー!!!!』

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作者名:ちーーべすな | 作成日時:2024年2月23日 12時

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