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_よりにもよってわからないところで先生にさされた!!


_あの現象なんなの!




今日も今日とて、日記に色々書き留めていく


1日を振り返ってあんなことがあったな、あれ面白かったな


と、ノートに綴るのが好きだ


そしてそれをたまに見返す時間も好きだったりする




『もう書くことないな…』




全て書き出したが、まだほんの少し隙間がある




[あつむくんと、すこしでいいから話してみたい…]




『…はず』




自分で書いておいてなんだが、改めて読み直すと小っ恥ずかしくなった




今年から同じクラスになった宮侑くん


有名人で人気者の彼のことは一年生の頃から認知していた


けれど好きになったのは今年






学年が上がってすぐの話


私と侑くんは、宮と三葉で席が前後だった


マンモス校の稲荷崎ではクラス替えをするとほぼほぼ知らない人しかいない


侑くんもそうであったようで、彼の席の周りには知っている人がいないらしく


以外に横や前の人って話しかけにくいので


後ろの席の私に話しかけてきた



「ミツバって書いてミワなんや、おもろいなぁ」


『えっあ、わたし??』


「自分しかいないやろ」


『そ、そうだよね。うんよくミツバって間違えられるよ』


「やろ〜、みつばちゃんってかわええなぁ」


『ミワやよ』


「これからみつばちゃんって呼ぶな」


『えぇ、ミワやのに』


「えぇやん、よろしゅうなみつばちゃん
あ、俺んことは名前でええで、双子やし」


『知っとるよ、侑くん』


「ふふん、ええなぁ自分」




人当たりのいい笑顔で、勝手にあだ名決めるし


有名人の宮侑ってこんな感じの人なんだ、と思った


と同時に侑くんにあだ名をつけられて


なんだか特別になった気分になった








それ以上もそれ以下もないが、


なんとなく、侑くんを気にかけるようになって


良いところも悪いところも見えてくるけど


なんとなく、そう確信はないのだけれど




なんとなく、好きになってしまったのだ




たいして話すわけでもないのに、


ただ見ていただけなのに





今は期末考査も終わりもう蝉の声が聞こえる季節になっていた


夏休みを直前にみんなは浮き足立っていた




『ねるか』


壁にかけてある時計の時刻を見て、眠る準備をした





翌日、あの願いが叶うなんて思ってもいなかった__

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作者名:ちーーべすな | 作成日時:2024年2月23日 12時

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