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「遅かったね、大丈夫?」


『うん侑くんもいたし大丈夫だったよ』




冷たい食べ物達は溶けてしまっていたのでもう一度海の家に戻って買い直した


お店のお姉さんが私のことを覚えてくれていたらしく


何かあったことを察して奢ってくれた










午後もひとしきり遊び、あたりの人がいなくなる頃私らも帰ることになった




『ふぁぁ、疲れた』




駅のホームで大欠伸をかいてしまった


恥ずかしいと思い手で口を覆う




「ふぁぁ、ぎょーさん遊んだしなぁ」




隣にいた侑にもあくびがうつった


そしたら、治くんにも銀くんにも倫太郎にもうつっていった




『あはは、みんな欠伸うつったね』


「あくびうつると仲ええって言うよな」


「それほんとなの?」


「俺信じとるで!みつばちゃんと仲良しやもん!」




仲良し……そうだよね、仲良しだ


私だけが好きなだけで、侑くんは私のことただの友達としてしか見ていないんだ


…余計なことは考えちゃダメだ





電車は全然人がいなくて3人と2人に分かれて向かい合うように座った


因みに私は双子サンドされてる


右に侑くんで左に治くん


荷物をお腹にかかえて、眠ってしまいそうなのを我慢する


ちなみに治くんはもうダウンしてて首が前に落ちててもげそう




「A、寝てええんやで?」


『んぅ……』


「俺の肩かすから」


『ありあと…』




電車の心地よい揺れと人の体温の温かさに耐えきれず眠りについた


侑の肩がちょうどいい高さにある






〜稲荷前〜稲荷前〜



次の案内が最寄駅なことに気づき、目が覚める




「ん、もう次か」




侑は私の頭に寄りかかっていたらしく、私が起きた振動で目を覚ましていた


私と銀くんは最寄りだし、他の3人も乗り換えをしなければなので一度駅を降りる




『また明日〜』


「銀!ちゃんと送り届けろよ!!」


「わーったから」


「気をつけて帰ってね」


「銀もきぃつけてな〜」




改札まで見届けてくれた3人に手を振って銀と並んで帰る




『楽しかったなー!』


「せやなぁ、そいや昼間大丈夫やったか?

遅いし、目ぇ腫らして帰ってきよるし

角名とかめっちゃ心配してたで」


『倫太郎が?』


「あんま詳しく聞かんけど、侑が助けてくれたんやろ?」


『まぁね』


「ほんまAと侑は仲ええな、ほら」




銀くんのスマホには私と侑が互いに寄りかかって電車で寝てる写真があった

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作者名:ちーーべすな | 作成日時:2024年2月23日 12時

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