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Seven ページ8
朝
俺はいつも通り学校に行った
教室には行かず、そのまま部室に行き、着替えてから体育館に向かった
今日も1番早いのは木兎さん
俺は短いアップをしてボールに触る
トスを上げると必ず木兎さんは飛んでスパイクを打つ
少ししたら木葉さんが来る
その次は猿杙さんか鷲尾さんか小見さんが来る
そしていつの間にか練習は始まる
新しい主将は木兎さんだった
副主将は俺
知っている事だから驚かなかった
朝練が終わり、教室に行くと彼女が笑って手を振った
クラスメイトは驚いた様子で俺達を見た
俺は手を振り返した
貴「京治、宿題見せて」
赤「頭良くならないよ」
貴「わーいありがとう！」
テストで補習を受けている彼女を思い出す
まあいいかと宿題のプリントを見せる
必死に写している彼女は少し笑えた
赤「そろそろチャイム鳴るから」
俺はそう言って彼女に課題を押し付けた
彼女は笑って席に戻った
戻ってからも写していた
その時に気づいた
いや、知っていた
彼女が俺の机に消しゴムを忘れることを
確か、渡すタイミングがなく、死ぬまで俺が持っていた
今回はそんなことがないようにと筆箱には入れず、そのままにしておいた
続く
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作者名：徳楽 | 作成日時：2017年5月26日 10時
