最後の手紙 【完】

！ ページ12

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ぜんっぜん車が進まない。



ねぇなんで今日に限ってー！！









まぁ、夜遅くだから仕方ないか。









そんなことを思いながら、ハンドルをぎゅっと握る。




















ﾌﾟｯﾌﾟｰ！






『うわ、危なっ、』












後ろから聞こえるクラクションに、


少しびっくりした。





























ｺﾞﾄｯ





『あー！卵ー！』










待って割れてないよね！？













赤信号になった瞬間、



助っ席側の下に手を伸ばす。


















『んー、......取れないっ』


































その時、まだ私は知らなかった。


















真正面から、猛スピードで走ってくる車の存在に。







































『とれたっ！！.....よかったぁ、割れてな.........』






















安心して顔をあげると、






一気に白くなった視界。





















そして、
























ﾄﾞｶﾞﾝｯ、!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
























『..........ｯ!!!!????』


















鋭い衝撃が、



体中に響いた。




































『......やだっ...たすｹ________________________










































9月1日


午後20:12


































「___________ ただいま電話に出ることが出来ません。」

















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