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「＿＿そうね…黒いナース服着せたい、かしら」
「は？」
「だってあの子、白より黒のが似合う顔つきしてない？あの子専用に黒ナース服、作ろうかしら」
「ちょ、ちょっとリナ姉…！」
なんだなんだ、話が何故かおかしな方向へ向かっていってるぞ
慌ててリナ姉を止めれば、ニヤリと悪戯が成功したような表情で笑われた
「冗談よ」
「リナ姉が言うと冗談に聞こえないんだって…！」
ガックリと肩を落とすと横では楽しそうにクスクス笑われる
ううん、完全に遊ばれた…！
不貞腐れて吸うでもないのにストローに口を付けていれば、“そういえば”とリナ姉が言葉を溢した
「最近、マルコ隊長やサッチ隊長と見かける事が多いかしら？仕事を覚えてもらう一環として書類を渡してもらうのをお願いする事が多いから、そのせいかしら」
「……、そう」
リナ姉のその言葉に、脳裏に浮かんだのはいつかのあの光景
みんなが楽しそうに笑い合っていた、あの日はどうにも忘れられなくてふとした拍子に脳内を侵食される
こびり付いた記憶に無意識に苦虫を噛み潰したような顔をしていると、それに気付いたリナ姉がそっと頰に手を添えてから口を開いた
「…あぁ、A。マルコ隊長から伝言よ」
「え？」
「“すぐに片付けるから、ちゃんと待っとけ”…ですって」
マルコ兄にそう言われた場面を思い出すようにリナ姉はクスクス笑ったが、私はその言葉に胸がいっぱいになった
＿＿あぁ、この人達は本当にどこまで＿＿…
「ねぇ、リナ姉。私、ゲンキンかも」
「え？」
「マルコ兄達の言葉で、また頑張ろうって気持ちになった」
「ふふ…それでこそ、私の好きなAよ。
さぁて、隊長達がAを構えない分、張り切って私が相手するわよ？いつも誰かしらに邪魔されてAを独占できないんだから」
「なぁにそれ！でもその提案は賛成！久しぶりにお茶しよ、お茶」
「そうね。サッチ隊長になにかお菓子もらおうかしら。でもAがいるから会えないんじゃない？」
「ちょっと！それ困る！楽しいティータイムには美味しいオヤツが鉄則だよ！？リナ姉1人で行ってきて！」
「全く厄介な事に巻き込まれたわねA！」
お互いに笑いながら立ち上がると私は部屋へと、リナ姉は食堂へと足を向ける
リナ姉の言う通り、本当に厄介な事に巻き込まれたと思う
だけど信じられる、信頼できる人がたくさんいる
それを分かっているから、もう少しだけ頑張ってみようと素直に思えたんだ
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茉南(プロフ) - はるさん» 読んでいただきありがとうございます！更新を待っていただける事、とても嬉しいです(^^)のんびりし過ぎて忘れられないよう頑張っていきたいと思っています（笑）これからもよろしくお願いします！ (2月15日 11時) (
レス) @page49 id: 6c919d248d (このIDを非表示/違反報告)
はる - やば、めっちゃ最高…!!ゆっくりでいいので更新待ってます‼ (2月15日 10時) (レス) id: 41084e4d77 (このIDを非表示/違反報告)
茉南(プロフ) - 雨衣さん» いつもありがとうございます(^^)そうなんですよー！原作はみんないなくなってて寂しくて(T-T)彼らを今後どうするか、ある程度考えているのですが…今が楽しくて悩み中です（笑）今後も楽しんでいただけたら嬉しいです！ (12月28日 0時) (レス) id: 936b383323 (このIDを非表示/違反報告)
雨衣(プロフ) - 毎週本当楽しみにしてます！アニメではサッチもイゾウ達もらいなくなるので寂しいんですけど手のなる方へではみんないるから本当癒しになります！！今後の展開が楽しみです！ (12月27日 21時) (レス) @page44 id: ab81a6b8c3 (このIDを非表示/違反報告)
茉南(プロフ) - れなさん» 読んでいただきありがとうございます！文章を褒めていただき、昇天しそうです…。ちまちま書き進めていますので、のんびり待っていただけると嬉しいです(^^)これからもよろしくお願いします！ (12月19日 23時) (レス) id: a9242dc9a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：茉南 | 作成日時：2023年3月3日 11時
