新時代のヒーロー《ワンピース×ヒロアカ》 (ページ10)

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麗日は指先で敵の身体に触れて、敵達の間をすり抜けていく。

次の瞬間、敵達は宙に浮いた。

蛙「ケロッ」

宙に浮いた敵達を蛙吹が長い舌で集めて、

瀬「オラッ」

瀬呂が個性で敵を縛り上げた。

仲間がやられてのを見て、"クラゲ海賊団"は次々と動き出した。荼毘も、炎を放とうと右手に熱を集めている。

ステージ上はたちまち乱闘状態に陥ってしまった。ちょっとやそっとでは収まりそうにない。

飯田は

飯田「俺らも行くぞ!!」

と小さく呟いて、加勢に向かった。

上鳴「ライブはまだ始まったばかりなんだ!!」

峰田「やるぞ!!ウタを守るために!!」

峰田と上鳴も口々に言って、飯田の後に続く。

轟が

轟「ふぅ…」

と深呼吸し、大きく右手を振りかぶった。

轟「"穿天氷壁!!"」

氷が槍のように鋭く尖り、加熱途中だった荼毘の右腕にぶつかる。氷は一瞬に蒸発して、ステージ上は真っ白な水蒸気に覆われてしまった。

轟「くっ!」

飯田「後は任せてくれ!!」

水蒸気の中から飛び出てきたのは、飯田だ。

飯田「"レシプロバースト!!"」

荼「!!」

右足を蹴り出して、まっすぐに荼毘に向かっていく。荼毘は飯田に気づき蹴りを避け、轟と飯田から距離を置いた。

続けざま、緑谷は"タン"爆豪が"BOOM!!"と高く飛び上がって技を放つ。

緑谷「"ワン・フォー・オールフルカウルシュートスタイル"!!」

爆豪「"A・P・ショット"!!」

モブ「「「「「「「うわぁｰｰｰｰｯ!!!」」」」」」」

蹴りと爆破の衝撃波を食らった敵達が、綿埃のように吹き飛んでいく。

敵達の落下点地点を先読みして、障子は腕を増やした。

障子「"オクトブロー"」

障子の腕から腕を増やし、増やした腕が絡み合い、ネット状になって、落ちてきた敵達を捕まえる。

続けざま、芦戸が手から酸を出して、

芦戸「よし!私も!!"アシッドベール"!!」

と敵達に酸を飛ばそうとしたその時＿＿＿＿

『はーい、そこまで!!』

ウタの明るい声が、会場に響きわたった。