新時代のヒーロー《ワンピース×ヒロアカ》 (ページ46)

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45話ページ46

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緑谷達のいる場所からは、

海の上に船一艘見つからなかった＿＿＿＿＿＿が。

エンデヴァーとエッジショット等のプロヒーロー率いるヒーローの船は、

間違いなくエレジアを包囲して上陸を開始していた。

廃墟の街を調査しながら進み、

やがてリューキュウとサー・ナイトアイの小隊がライブ会場へとたどり着く。

降り出した雨に打たれながら、

リューキュウとサー・ナイトアイはステージ上から場内を見回して目を疑った。

リュ「これは………なに………」

サー「どうなっているんだ………」

現実のライブ会場は、

配信で見ていた夢のような世界とは全く違っていた。

会場はボロボロで、客席には無数の観客達が倒れ、

雨に打たれている。

その中には、オールマイトやホークスの姿もあった。

ビック3も、仲良く額を寄せ合って、

すうすうと寝息を立てている。

A組の生徒達は、升席で眠っていた。

障子、常闇、轟は座り込んだまま、

切島、上鳴、瀬呂はうつ伏せで、

緑谷と爆豪は何故か並んで寝ている。

サイドキック達が近寄って揺さぶっていても、

一向に目を覚ます気配がなかった。

【＿＿こちら武装偵察第七班、エレジアに国民の情報なし。

武装偵察第2班より連絡、敵対勢力は見つけられず】

【＿＿武装偵察第4班よりリューキュウとサー・ナイトアイへ。

観客達の意識が戻らないそうです】

別部隊から報告がマイクに入り、

リューキュウは呆然として会場を見回した。

ライブ配信て見たライブ会場は真新しく、空は晴れ渡って、

観客達はみんな目をキラキラさせてウタの曲を楽しんでいた。

だと言うのに、目の前の光景は全てが真逆だ。

リュ「まさか＿＿＿‥‥‥…死んでいるの？」

『寝てるだけ』

背後からウタの声がして、

リューキュウとサー・ナイトアイはハッと振り返った。

『でも起きないよ。絶対に』

ゆっくりと言いながら、

ウタはステージをこちらへと歩いてくる。

手に持ったバスケットの中には、

妙な色をしたキノコが入っている。