新時代のヒーロー《ワンピース×ヒロアカ》 (ページ19)

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18話ページ19

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ライブ会場では、砂糖がA組のみんなに料理をふるまっていた。

「「「「「「「「料理もできるシュガーマン!!!」」」」」」」」

鍋の中で温まったフォン・ド・ジビエをレードルですくい、

砂「料理人にとって天国だな」

と満足げにつぶやく。

ウタが食材を用意してくれるので、何でも好きなものを作れることが出来るのだ。

A組は焼けた肉を食べたり、飲み物を飲んでいる。

常「ウタに頼んだら、リンゴも出てくる。」

切ったリンゴを食べながら常闇が言うと、障子は

障「すごい個性だな」

と話返した。

峰「そうだ!ウタなら、エr(((蛙｢ﾊﾞｼｯ｣グハッ!!｣

蛙「やめてちょうだい、峰田ちゃん」

良からぬことを企む峰田に、蛙吹が呆れて舌で叩く。

砂糖は、野菜箱に入ったキャベツを取ろうとして、ふと、小さなキノコが混じっているのに気がついた。

"ネズキノコ"だ。

砂糖は顔をしかめ、ネズキノコをゴミ箱に捨てた。

飲み物を飲んでいる麗日は、ふと顔を上げウタの方を見上げた。

ウタはフロートに乗って歌いながら、みんなに食べ物やぬいぐるみなどを配って回っている。

麗「これ、何の個性かな？」

耳「個性の能力にしては、何でも出来すぎだね？」

耳郎が訝しむと、芦戸も

芦「確かにそうだね」

と頷いた。

八「これだけ万能な個性なんて、聞いた事ありませんわ」

色んな物を作り出したり、敵の攻撃を無効化したり＿＿＿＿＿

あらゆることが出来るウタは、まさに"最強"の存在だ。

麗「デク君と爆豪君、ウタちゃんの友達なんやろ？

何か知らない？」

麗日に聞かれ、緑谷はカレーを食べるのを中断して顔を上げた。

緑「えっと!?……ウタちゃんの個性については僕は何も知らないんだ」

麗「そうやんな……じゃあ、爆豪君は？」

緑谷から爆豪に聞いてみた。

爆豪は麗日の声に気づいて顔を向けた。

爆「あ"ぁ!?ウタは昔から歌がクソ好きだったんだよ!!」

答えになっていない。麗日は

麗「へ？」

と聞き返すが、爆豪は別の所に移動してしまった。

葉「もしかしてウタちゃんは、万能の力を与えられたかもしれない!!

音楽の神様に………!!」

冗談でもなさそうな口調で葉隠は言った。

と、その時、音符に乗ったウタが、A組の席へと滑り降りてきた。