過去と未来の真ん中で【M.S】 (ページ8)

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07.フラペチーノページ8

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私はそれからも何ら代わり映えのない日々を過ごしていた。

少し変わったことといえば
最近西畑先輩に彼女ができたことくらいだ。

バイトに行くと急に

『………俺、なんか変わったように見えへん？』

と意味わからないことを言いだし

『今来たばっかりで分かりません笑
でも髪も染めてないし切ってないし、なんですか？』

『実は…………
西畑さん彼女できました〜！』

"え、先輩好きな人いたんですか？" "まあな〜笑"

なんてドヤりながらも嬉しそうにする先輩を見て、

ちょっとだけ

ちょっとだけ羨ましいな、と思ったりした。

「今日バイト？」

5限が終わって荷物をまとめていると
どこからか別の講義を受けていたはずの健が来てそう聞いてきた。

「え？ううん今日休み」

「明日までのレポート一緒やらへん？」

「……私終わってるよ？」

「え、嘘やん笑
まースタバ奢ったるし行かへん？」

"健の奢り！？珍しいね？"なんて笑いながらついて行くことに。

学校近くのスタバに着いて奢ってくれるとのことなので高めのを頼むと、

「………しゃあないなあ」

なんて払ってくれる。

「フラペチーノとか、デブなんで」

「いつもは控えてるし。
健が奢ってくれるって言うから調子乗っちゃった笑
太ったら健のせいね」

「なんやねんそれ笑」

席に着いて早速パソコンを開いてレポートを始める健を見ると、私も何もしないのはまずいかなとか思っちゃってとりあえずパソコンを取り出そうとした

時だった。

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「………小島くん、彼女さんですか？」

聞き覚えのない声と衝撃的な内容に思わず健と2人して振り返る。

「うわ、晶哉」

そこには制服姿のいかにも"高校生！"って感じの

子犬みたいな男の子が立っていた。