18話 ページ19
私side
とんでもない事になってしまった。
私が一目惚れした美しい足の持ち主、荒北靖友さんとカップルのフリをすることになったのだ。
朝学校に行くとすぐに人だかりができた。
昨日一緒に帰ったところを見られていたのだろう。
私が男の人と一緒にいることなど滅多にない上に、相手が怖そうな荒北さんなので付き合うことを疑う以外にないのだ。
友1「あの自転車部の怖い人と付き合ってるの??」
友2「告白ってどっちから?」
友3「どの辺が好きなのー?」
数々の質問に適当に答えていたらもうお昼になっていた。お弁当を食べようと準備していると、荒北さんが一緒に食べようと教室まで迎えに来てくれた。
そして荒北さんがいつもお昼を食べているという場所へ連れていかれた。
私「静かですね」
荒北「だからいつもここで食ってんノ」
うちの学校は割と人数が多い方なので、人がいないところはほとんどないはずなのだが本当に誰もいない。
「ニャーン」
荒北「来たか、ほらヨ。」
「ニャーン」
荒北「ちゃんと食えヨ!」 ニコっ
〜〜〜〜っ///////////
笑顔初めて見たけど可愛い〜!!この人こんな顔するんだなぁ。
このやり取りを見ていると自然と顔がほころんでくる。
私「毎日この子にご飯あげてるんですか?」
荒北「雨じゃなかったらな。てかなんでニヤニヤしてんノォ?制服の下で俺の足がどうなってんのか妄想してるゥ?」
私「してません!/////ニヤニヤしちゃったのは初めて荒北さんの笑顔見たからで、、、(ボソボソ)」
荒北「俺に惚れそうになってんノ?やめといたがいいぜ、イイ所1個もねーし。」
そう言いながら荒北さんはベンチに座ってパンを食べ始めた。
私「荒北さんだっていい所沢山あります!!美しい足筋とか、程よく太ももについてる筋肉とか、色白ですらっと長い足とか!!」
荒北「足ばっかじゃねーか!!!!」
私は荒北さんがいい所ないって言ったことにムッとして、ついムキになって言ってしまった。
私「足以外にもありますよ!!えっと、えーっと、えーーーーっと、、、、あっ!優しいところ!!」
荒北「取ってつけたみてェに言ってんじゃねェ!!!」
私「うぅ、、、。でも私これからたくさん見つけます!いい所ない人なんてこの世にはいませんからね!」
荒北「…………さっさと食えこのバァーカ。」
最初はどうなるかわかんなかったけど楽しくやっていけそうな気がする(多分)
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夜叶莓ァ - 続き待ってます!まさかの、最推しが、好きになってくれてびっくりでした!続き早く見たいです!! (2019年10月1日 20時) (レス) id: 0911caef0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅 | 作成日時:2018年12月18日 20時