17話 ページ18
私side
私は包み隠さず、全て話した
1年前、荒北さんの足に一目惚れして箱学の自転車部に入ったこと
写真のこと
そして荒北さんの足への思い
私「私、本当に荒北さんの足が好きなんです…。」
荒北「じゃァ…」
荒北side
俺は今、とんでもない光景を見てる。
部屋に置いてあるベプシが無くなったのでコンビニに買いに行ったら、Aチャンが俺の足の写真を床にばらまいていたのだ。
呆然と上から見下ろしているとパッと顔を上げたAチャン。だんだん血の気が引いてきて震え出してる。
(なんか、、喰いてェ)
自分の足の写真がばらまかれてるのにそんな邪な気持ちが出てきたことに自分でも不思議な感じがした。
Aチャンは今までの事を全部話してくれた。
そして
私「私、本当に荒北さんの足が好きなんです!!」
本当にヘンな奴だなァ。
そういや1年前もこんな感じだったか。
まだ震えてる。捨てられた子猫みてぇだな。
部に悪い影響与えてんなら福チャンに言って辞めさせてもよかったが、コイツはテキパキ働いてみんなのお気に入りだ。いなくなったら困る。
俺はいいことを思いついた。
荒北「じゃァ………これから俺の言うこと何でも聞いてくれたら黙ってやっといてもいいケドォ?」
私「聞きます聞きます!!何でも聞きます!!」
荒北「じゃあ、、俺と付き合え。」
私「えっ、、えぇぇーーー?!?!?!」
荒北「最近東堂と新開のこと諦めたヤツが俺の周りチョロチョロしててめんどくせーんだヨ。だから彼女のフリして欲しいって言ってんノォ。イヤならみんなにバラしちゃおっかなァ〜。」
私「そ、それだけは勘弁してください!!!分かりました!付き合います!彼女のフリします!!」
荒北「そんじゃァ明日からよろしくねAチャン。俺の命令だってこと誰にもバラすなよォ?」
私「はい、、、、。」
俺の周りにめんどくせェ女子が増えて鬱陶しいのは嘘じゃない。
でも俺がAチャンに彼女のフリして欲しいって思ったのはめんどくせェ女子を追い払うって事よりも、ちょっと楽しそうだなァと思ったからだった。
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夜叶莓ァ - 続き待ってます!まさかの、最推しが、好きになってくれてびっくりでした!続き早く見たいです!! (2019年10月1日 20時) (レス) id: 0911caef0d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:紅 | 作成日時:2018年12月18日 20時