狼に一目惚れした話。 (ページ15)

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14話ページ15

私side

少し前から真波くんの様子がおかしい。私が話しかけても避けるし、部活の話だからと言うと話はしてくれるのだが終わればすぐ逃げてしまう。

……私もしかして嫌われてる？

でも尽八さんがよく
『憶測で決めつけるのは良くないぞ。気になるのなら直接聞くのが1番だ！ハーッハッハッハー！』
って言ってたし。

よし、聞いてみよう！

私｢真波くん、真波くん！！｣

逃げられそうだったので急いで腕を引っぱった。

真波｢わわっ、危ないよAちゃん！｣

私｢だって逃げちゃうと思ってつい、、。聞きたいことがあって、その……なんで最近避けてるの？｣

真波｢それは、、/// 場所変えよ！｣

真波くんに連れられて中庭まで来た。

真波｢ごめん！！この前急に抱きついて…。俺、どうしてもAちゃんに部活やめて欲しくなくて勢いでつい、、。女の子に触ったの初めてて、ドキドキしてて無意識に避けちゃってたんだ。｣

私｢そのことだったの？！私は全然大丈夫だよ！てっきり嫌われたかと思って、、。実は私も男の人とハグしたの初めてでびっくりしてたんだ。｣

真波｢Aちゃんも初めてだったのかぁ。男子から人気だし、彼氏とかとそういう事いっぱいしてると思ってた。｣

私｢そんなことないよ！私昔から男の人苦手で彼氏今までできたことないし、普通に話せる人も少ないし。｣

真波｢そうだったんだ…。じゃあ自転車部とか大丈夫なの？男ばっかだけど｣

私｢苦手な人もいるけど…天国みたいなとこだから。｣

真波｢天国？？｣

(あっ、やべっ)