検索窓
今日:7 hit、昨日:24 hit、合計:405,347 hit

ページ15

#りょうすけ






大貴「…ねぇ、どーだったの?」




検査が終わって、薄いピンク色の床を眺めていると、隣から声がした




涼介「うん、大丈夫だったよ」


大貴「ほら、俺の言った通りだ」




俺がそう言うと、ぷくっと頬を膨らませる涼介




大貴「まぁ怒んなって!よかったんでしょ?いのちゃん」


涼介「うん、…話しやすくて、妙に親近感わくってゆーか」




ゆきの先生とはまた違った温かさが、いのちゃんにはある気がする。


大丈夫だよって言う優しい声も、ちょっと馬鹿にしてくる垂れた目も、


なんでだろう。俺を安心させるんだ




涼介「なんか、…いいかも」


大貴「ふふっ」




さっきの出来事を思い出し、


無意識に呟いてしまったことに恥ずかしくなって、大貴に話を振った。




涼介「大貴は?薮先生どうなの?」


大貴「それがさ…めっっちゃ!いい先生なの!」


涼介「へ、へー…」




両手をぐーにし目をキラキラさせてそう言う。


…大貴のテンションにはついていけないよ


聞くと、1人でペラペラ語り出す大貴。



血圧測るときの手つきが早いだとか、袖を捲る手が男らしいだとか


起き上がる時に支えてくれるとか…。話し出したらキリがない。




涼介「はいはい、」


大貴「ちょ、おい!聞けよ!」




テキトーな返事をして、病室へと歩を進めた。

episode3→←*



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (387 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
536人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ゆりあ(プロフ) - #...あんこ...#さん» 懐かしい名前ですね…(笑) 私、実はちょっとそれ消したの後悔してるんです、ああいうタイプのお話書くの好きだったんだなって思ってて。(笑) そんなに前から私のことを知っていてくださっていたなんて…、感激です( ̄^ ̄゜) ありがとうございます!.* (2018年1月10日 20時) (レス) id: 551d67bbc3 (このIDを非表示/違反報告)
#...あんこ...#(プロフ) - ゆりあさん» はい!!前にも何度か...ゆりあさんは『君の笑顔が__』の時から大好きです!!これからも頑張ってください!! (2018年1月5日 20時) (レス) id: 7b1cda35fc (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - #...あんこ...#さん» あの、前にも何度かコメントくださいましたよね……?間違いでしたら申し訳ないです!(>_<) いつもありがとうございます、続編ですか……!正直、あまり需要がないと思っていたのでよかったです。安心しました(*˙˘˙) これからもよろしくお願いします! (2018年1月5日 12時) (レス) id: 551d67bbc3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - いまからお返事するのはかなり時間が経ってしまっているので控えておきます。すみません。ここから1つ下のものと(コメントが最近のため)上のものには必ずお返事するつもりです。なので、中傷など人を傷つけるコメント以外であれば初めての方でもどんどんおこしください. (2018年1月5日 12時) (レス) id: 551d67bbc3 (このIDを非表示/違反報告)
#...あんこ...#(プロフ) - 続編ずっっと楽しみに待ってます!! 早く読みたいな...((ボソッ (2018年1月3日 21時) (レス) id: 7b1cda35fc (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:ゆりあ | 作成日時:2016年5月22日 22時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。