夏色なみだ【kota × kei】

＊ ページ39

＃こうた








宏太「おはよー」


「あ、薮！おはよ！」




"見て見てこれね、新しいベース！"


と、スマホで写メを見せてくる光。




宏太「おー、いいじゃん。だれ？」


光「お前ほんとにいいと思ってるのか？こいつはな…」




なんでもベースに名前を付けているらしい。




「伊野尾くん、おはよ」


慧「はよー」




んで、こっちが雄也


二人とも同じクラスで、いつもよく一緒にいるメンバー。




雄也「くすり、ちゃんと飲んだ？」


慧「飲んだよ。毎日そんな確認いらないー」




雄也と光


二人とは実は一年前に夏祭りで会ってて、


あぁそうだ。


…お金かしてくれた奴らなんだけど




慧「たかぎ、1限だれせんせ？」


雄也「んー、紫乃先生」


慧「しのちゃん！？、やった」




入学式の日、


お互いめっちゃ覚えてたみたいで、すぐに話して、
仲良くなった。


それからずっとこんな感じ




慧「こーたー、シャーペン貸して」


宏太「また？朝は俺の忘れもん確認するくせに」




ポイ、と慧の手のひらにペンを置く




慧「いーじゃん。確認は1回で済むし」


宏太「俺に借りてちゃダメだろ」


光「薮、ノートいちまい」


宏太「お前もか」

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